あしずり温泉は、その昔、弘法大師空海がこの地を訪れた時に発見した温泉とされ、谷川から湧き出た湯に浸かり疲れを癒したことが始まりと言われます。
「足摺テルメ」は元々は国民宿舎として1998年にスタートしたホテルですが、当時の主流だった山の上に宿泊施設を建てる方法を採用せず、山の斜面をうまく利用した白亜の宿泊施設として大きな話題を集めました。
建物の外観のみならず館内は白で統一され、あたかもオシャレな物語の中にいるようで、すみずみまで楽しませてくれる癒しの空間は何度もメディアに取り上げられるなど予約の取りにくいホテルでした。
さて現在の足摺テルメは運営を民間に移管。館内をリフレッシュさせると同時に様々な仕掛けが新たに用意され、建設当初の輝きを再び取り戻したホテルはハード面でもソフト面でも、あしずり温泉郷随一の人気のリゾート宿泊施設となっています。
写真は夕暮れ時のホテル玄関。玄関ヨコの階段を上がれば広いテラスがあり、そこから見える太平洋の絶景や見上げる夜空の満点の星は決して他所では味わえない最高の自然の贈り物になることでしょう。
提供元:足摺テルメ
地図を見る運営が民間に移管されて一番変わったのが「食」について。
国民宿舎時代の「食」もかなりの人気でしたが、ここに新たな味が加わりました。それがフレンチレストラン「ル・マリアージュ」です。
地元四万十・足摺地方の新鮮な食材をふんだんに使った季節の創作フレンチは、フランス料理特有のソースの濃さを感じさせず、全体的にあっさりした仕上げとなっています。また料理はお箸でも食べられる気軽さも手伝い、決して堅苦しさを感じさせないテルメ自慢の人気のコースとなっています。家族づれには子どもの年に応じたミニフレンチが用意され、食事中は楽しい会話がきっと弾むことでしょう。それぞれの料理が出される絶妙のタイミングもエクセレント!
コース料理は3種類(写真はレトワールコース)。自分に合ったフレンチを選ぶことができますが、フレンチ以外の和食もホテルでは用意されています。
テルメのもうひとつの自慢が温泉です。
大浴場に入ると「ぜ〜んぶ、ラドン温泉」というユーモアあふれる看板があります。ラドンとは、人間の自然治癒力を刺激、活性化してくれるとともに、活性酸素を除去し老化防止に良いとされており、ここテルメの天然ラドン温泉は、日本国内でも数少ない貴重な湯と言えます。なお温泉は外湯だけでも利用可能で仕事帰りの地元の方々やお遍路さんの姿も見ることができます。
おススメお風呂タイムは夕暮れ時と夜明け前。
露天風呂から眺める太平洋に沈む夕日と昇る朝日のお空のグラデーションに言葉は何もいりません!
なおホテルの部屋にもお風呂はありますが、やはりホテル自慢の大浴場に入ることをおススメします。
<温泉効果>
一般的適応症:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、疲労回復、健康増進、病後回復期など
泉質別適応症(ラドン温泉に特有の適応症):痛風、動脈硬化症、高血圧症、慢性胆のう炎、胆石症、慢性皮膚病、慢性婦人病など
リフレッシュされた館内には様々な仕掛けがあります。
切り絵作家・酒井敦美さんの作品「光の切り絵」の投影が館内2か所で見ることができます。おススメは、3階エレベーターホールを進んだ「光の階段」前。足摺の海をイメージした切り絵は上から横から斜めから、たくさんの魚たちが出たり入ったり。切り絵を見ている子どもたちが、出てくる魚と楽しそうに追いかけっこする光景がしばしば見ることができます。
写真はジンベイザメとマンボウが出てきたタイミングで撮影。子どもたちのはしゃぐ声が聞こえてきそうな光景です。
また高知出身の書家・北古味可葉さんの作品も館内のあちらこちらで見ることができます。白と黒の空間アートは大胆かつ温もりを感じる作品であり、大浴場の「ぜ〜んぶ、ラドン温泉」の書も彼女の作品です。
楽天トラベル朝ごはんフェスティバル2014で見事2位に輝いた実績を持つテルメ自慢の朝ごはんは、和洋食ビュッフェスタイルでとても一回では食べきれない地元食豊かな朝ごはんです。
中でも大賞を受賞したのが「土佐ジロー卵かけ御飯」。
豊かな大自然の中で、放し飼いにされて育つ高知の地鶏「土佐ジロー」の卵は、小ぶりながらプリプリした弾力と濃厚な味が特徴です。その卵に地元特産のだし醤油をかけて食べれば気分はパラダイス!
もう何杯でも食べれそうな勢いですが、これまた人気の「お茶漬けバイキング」を見逃す手はありません!!姫カツオ・宗田節・鰹節・乾燥青さのり・川海苔佃・清水鯖の漬け・漁師風漬け・梅干・味のり・(鮎一夜干し)・ハランボ塩焼き・自家製お漬物などたくさんの具材の組み合わせは自由。自分のオリジナルお茶漬けを作ってみましょう。
その他、朝食で食べられる土佐料理として、マンボウの酢味噌和え、すくも湾産キビナゴの南蛮漬け、窪川ポークのカリカリベーコンなど「これでもかっ!」というくらいの種類の多さが特徴で、ここにもリピーターが多い秘密が隠されているのです。
いかがでしたか?
このように足摺テルメはたくさんの仕掛けを用意して宿泊者を待っています。なおお部屋は和洋室、洋室、和室など様々なタイプから選ぶことが可能です。ワンちゃんと泊まれる嬉しいお部屋もご用意!
筆者は新築当初から足摺テルメを利用していますが、「今が一番充実している」と自信を持っておススメできる宿泊施設です。ぜひ土佐清水にお越しの際は、おもてなしがいっぱいの「足摺テルメ」へ!
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