東京「上野恩賜公園」で歴史を感じるスポット5選

東京「上野恩賜公園」で歴史を感じるスポット5選

更新日:2015/06/29 17:29

JR上野駅の正面に広がる「上野恩賜公園」は花見のスポットとして知られ、上野動物園や東京国立博物館などの施設も有名です。

上野に行くといえばこれらがほとんどで、公園内にある各スポットを素通りしてしまってはいませんか?
上野公園にはこういうものがあったのかと新しい発見をしてみましょう。

上野といえば西郷さん

上野といえば西郷さん
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上野公園のシンボルといえば「西郷さん」こと西郷隆盛の銅像です。上野での待ち合わせ場所としてよく使われています。

西郷隆盛は幕末から明治にかけて活躍した人物で、明治維新に大きな貢献をしました。しかし、新政府に不満を持った士族の指導者となり西南戦争を起こします。

西郷さんの銅像は明治31年に建立されましたが、政府に反乱を起こした西郷隆盛の銅像を建てることに反対する人も多く、軍服姿ではなく着物に愛犬を連れている姿にしたそうです。

上野戦争で散った「彰義隊」の墓

上野戦争で散った「彰義隊」の墓
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西郷隆盛像のすぐ近く(後ろ側)にあるのが彰義隊の墓です。

江戸幕府最後の将軍徳川慶喜が大政奉還し上野寛永寺で謹慎すると、慶喜の助命嘆願と身辺警護を目的として幕臣や出身の一橋家を中心として結成されたのが彰義隊です。
慶喜が水戸へ帰った後も寛永寺の徳川家墓所を守るという名目で彰義隊は上野に残りました。

しかし、彰義隊士が新政府の兵士を殺害したため、新政府軍により壊滅されました。それが上野戦争で、上野公園一帯が戦場となりました。その供養により公園内に墓所が建てられました。

徳川家康を祀る「上野東照宮」

徳川家康を祀る「上野東照宮」
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上野動物園入口の近くにある上野東照宮は徳川家康を祀っています。
三代将軍徳川家光により建立されたもので、当時の大名たちから多くの燈籠(とうろう)が寄進されています。

上野東照宮は2009年から2014年まで改修工事をしており、現在は新しくなった東照宮が見られます。
金色に輝く社殿は必見です。ぜひ入ってみましょう。
参拝料は500円となっています。

合格祈願には「上野大仏」

合格祈願には「上野大仏」
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受験生やその家族から人気があるのが「上野大仏」です。現在の上野大仏は顔だけになっていますが、昔は身体もありました。

江戸時代から度重なる震災や火災で建て直すたびに倒壊してしまいます。そしてついに顔だけとなってしまいましたが、逆にもうこれ以上は落ちないといことから、受験に落ちないということで、合格祈願のスポットなっています。

上野公園内にある大名家の門

上野公園内にある大名家の門
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上野の「東京国立博物館」のすぐ近くに 因州池田家江戸上屋敷の表門が残されています。
この門は重要文化財にも指定されており、当時の面影を残す姿は必見です。

土、日、祝日には門が開きますので、閉まっているときと開いているときの二度行かれてみるのもよいでしょう。

最後に

上野恩賜公園のオススメスポット5選はいかがでしたか?
公園内には他にも多くの史跡があります。公園内には案内板が何箇所かにありますので、ゆっくりと上野公園を歩いてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/06/22 訪問

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