写真:Ise Shinkurou
地図を見る中国山地に源流を持ち、日本海の鳥取砂丘へと流れ込む「千代川(せんだいがわ)」。この川の流域には神話にちなんだ場所が多く、その中流に位置するのが河原町。
この地域は、因幡きっての美人と言われる「八上姫」が暮らした場所で、国譲りの神「大国主命」と出会い、二人の生活が始まった場所として知られています。
恋のきっかけは、古事記の中でも有名な「稲羽(いなば)の素兎(すうさぎ)」。因幡の白兎として知られている神話です。
恋を予言した兎を祀る「白兎神社」、八上姫を祀る「売沼(めぬま)神社」は縁結びの神として、また縁結びのパワースポットとして若い人たちの間で人気を集めています。
古事記の中のこの恋物語は、現在まで1300年以上も語り継がれ、地域の人々によって守られてきたのですね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る因幡・八上(やかみ)の郷は、中世には因幡地方の守護・山名氏の出城砦「丸山城」があった場所。
1580年、織田信長の命を受けた豊臣秀吉が、鳥取城攻めの際に陣を張った場所として知られ、現在は「お城山展望台・河原城」が築かれています。
正式名称は「丸山城」ですが、県内に同名の城が3カ所現存するので、別名「河原城」と呼ばれています。
「お城山展望台・河原城」は町の歴史・文化・伝統を紹介する観光施設として平成6年に建設され、因幡の国々を見渡せる展望台を備えた4階建ての建物。
3Fの「伝統と歴史コーナー」には、河原町ゆかりの神話を、マジカルビジョン等を使い興味深く説明しています。大国主命との出会いから、恋のエピソードまで、古事記の内容を解かりやすく紹介してありますので、散策前に立ち寄られるとパワースポット廻りがより楽しいものになりますよ。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る展望台からの眺めは最高で、河原町はもとより鳥取砂丘・中国山地の山並みまで一望。目の前に360度のパノラマが広がり、神話の郷ならではの絶景を楽しむ事が出来ます。
弘法大師ゆかりの千代川(せんだいがわ)は、鳥取砂丘で日本海に流れ込み、鮎が生息する事で知られています。そしてこの川の支流である曳田川を遡れば八上姫を祀る神社と古墳が!まるで古代の物語が聞こえてくるような雄大な景観を愉しめますよ。
古の物語に誘われ次のパワースポットへと!
写真:Ise Shinkurou
地図を見るお城山展望台から車で10分程で、曳田川沿いに鎮座する「売沼(めぬま)神社」に到着です。
延喜式神名帳(927年にまとめられた全国の神社を記名したもの)には八上郡・売沼神社とあり、全国的にも珍しい八上姫だけをお祭りした由緒正しい神社で、拝殿扁額には「稲羽八上姫命神社」とあります。
鬱蒼と茂る木々の中にひっそりと立つ社殿は、いかにも清楚で厳粛な雰囲気を持ち、神話の中の八上姫にぴったりの社。最近恋のパワースポットとして若者の間で人気のある神社です。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る神社境内に隣接する「八上姫公園」もお勧め!川沿いに整備された公園内には「因幡の白兎伝説」「二人の出会いのエピソード」等を紹介した、紙芝居風の石碑が並びます。
また公園裏手にある梁瀬(やなせ)山にある全長50メートルの前方後円墳は八上姫とその豪族の古墳!緑豊かな古墳を眺め、川のせせらぎを聞きながら公園を散策すれば、古代ロマンが蘇り、素敵な出会いのパワーを頂ける事間違いなしです。
ロマンチックな神話の世界へと入れますよ。
山陰地方は古より神話との結びつきが強く、その伝統を大切にし守ってきた地域。出雲神話と呼ばれる出雲ゆかりの地名が多く残ります。
鳥取自動車道下り線「川原パーキングエリア」に隣接した道の駅「清流茶屋かわはら」でマップを入手されると便利。
鳥取自動車道は作用平福ICから鳥取ICまで無料区間です。料金を気にせず利用できるので沿線の「智頭宿」「平福宿」「河原城」など沿線の観光地めぐりには人気のある自動車道です。
また当地より車で約1時間ほど日本海側を走られると白兎伝説の残る「白兎神社」があります。そちらも廻られるとより素敵なご縁を手に入れられますよ。詳細は下記MEMO欄からLINEトラベルjp 旅行ガイドの記事をどうぞ。
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(2024/3/28更新)
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