ヴェネツィアに行ったら外せないユニークな小島3選

ヴェネツィアに行ったら外せないユニークな小島3選

更新日:2018/07/27 11:40

Hiroko Mのプロフィール写真 Hiroko M トラベル・グルメブロガー、アマチュア写真家
アドリア海に浮かぶイタリアの水の都、ヴェネツィア。ナポレオンが「世界一美しい広場」と称したサンマルコ広場を始めとする歴史的建造物や、街を縫うように流れる無数の運河は、ヴェネツィアが世界一ロマンティックな街の一つと称される所以。今回は、そんなヴェネツィア本島から水上バスで気軽に行けるユニークな小島を3つご紹介します!

ガラス細工で世界的に有名!ムラーノ島をぶらり散歩

ガラス細工で世界的に有名!ムラーノ島をぶらり散歩

写真:Hiroko M

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ヴェネツィア本島からヴァポレット(水上バス)でわずか20分程で、ヴェネツィアン・ガラス(ムラーノガラス)の生産地として有名なムラーノ島(Murano)があります。10世紀頃からヴェネツィアに広まったと云われるガラス産業ですが、13世紀には、他国への技術漏洩を防ぐべく、工房や職人含め、産業まるごとムラーノ島へ強制移転。16世紀のルネッサンス期には、ヨーロッパ中に輸出されるまでに成長し、当時のムラーノ島の人口は、現在のなんと6倍の3万人にも及んだと言われています。もちろん今日もヴェネツィアンガラスの生産の中心地です。

ガラス工芸博物館に加え、大通りには多くのムラーノガラスショップが軒を連ねています。お土産にちょうど良い小さな置物から、お屋敷に飾ってありそうな芸術的なシャンデリアまで、様々なガラス細工が売られています。見るだけでも十分に楽しめる繊細な商品ばかりなので、ウィンドウ・ショッピングするだけでも楽しいですよ。

おもちゃ箱をひっくり返したようなカラフルな街ブラーノ

おもちゃ箱をひっくり返したようなカラフルな街ブラーノ

写真:Hiroko M

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ムラーノ島からヴァポレットで更に北東に50分進むと、ブラーノ(Burano)という小さな島に到着します。この島の特徴は何と言ってもカラフルな家々!原色やパステルカラーのペンキで塗られた家が運河沿いを彩っており、街歩きに飽きることはありません。もともとは、霧の濃い冬に、漁師たちが自分たちの家を見分けられるように家を派手に塗ったのが始まりだったとか。ヴェネツィア本島の近くに、こんなに雰囲気の違う街があるとは驚きですよね!他にも、この島は可愛いレース編みと、ブラーノ・クッキーが名産。特にブラーノ・クッキーは、バターとレモンの風味がとてもマッチして、やみつきになる味なのでおススメです。

「教会しかない島」サン・ジョルジョ・マッジョーレ

「教会しかない島」サン・ジョルジョ・マッジョーレ

写真:Hiroko M

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最後にご紹介するのが、サンマルコ広場近くのヴァポレット乗り場から10分ちょっとで着く、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島(San Giorgio Maggiore)。島のほぼ全てが、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会となっており、教会の展望台からは華やかなヴェネツィア本島や、雄大な大運河が見渡せます。特にサンマルコ広場に面したドゥカーレ宮殿と鐘楼が違うアングルから見られるのは貴重。ちなみに、大人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の舞台ともなったのが、ここサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会です。

おわりに

ヴェネツィアは、観光大国イタリアの中でも、特に美しい街並みやカルチャーを誇る街。従って、ヴェネツィアに長期滞在する人はもちろん、ミラノ等から日帰りで訪れる人や、大型クルーズ船で訪れる人も多く、夏は特に混雑します。本島の喧騒を逃れる為にも、今回ご紹介した3つの島を是非訪れてみてはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/04/01−2015/04/05 訪問

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