憧れの北海道ガーデン街道巡り 十勝平野に広がる夢の庭「紫竹ガーデン」

憧れの北海道ガーデン街道巡り 十勝平野に広がる夢の庭「紫竹ガーデン」

更新日:2013/05/08 17:02

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
十勝で生まれ育った柴竹昭葉(しちくあきよ)さんが、「北海道を花の島にしたい!」と願いを込めて花を植え始めたのは、今から26年前。たった5本の白樺の木から始まったガーデンは年月をかけて、今では15000坪に約2500種類の花々が咲き乱れるようになりました。そんな1人の女性が始めた、美しき「紫竹ガーデン」をご紹介したいと思います。

可愛いエントランス

可愛いエントランス

写真:結月 ここあ

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帯広郊外の田園地帯にある紫竹ガーデンは、周りに麦畑が広がる美しいロケーションの中にあります。
エントランスでは、こんな可愛いスノーマンやハート型のリースがお出迎え。
運が良ければ、このガーデンを作られた紫竹昭葉さんにもお会いできます。80歳を超えられていますが、素敵な帽子がお似合いの可愛いおばあちゃま。記念撮影にも一緒に収まってくれますよ。

色とりどりの花が咲くパレットガーデン

色とりどりの花が咲くパレットガーデン

写真:結月 ここあ

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カラフルな一年草で描いたガーデンはまさにお花のパレットです。季節によっていろいろな花々が楽しめますが、私が訪問した7月は、芍薬・デルフィニュウム・へメロカリス・ルピナスなどが咲き誇ります。
十勝地方は、日本の中でも日照時間が長いんですよ。そんな明るい日差しをたくさん浴びた元気な花たちでいっぱいです。

ガーデンの向こうは、広大な十勝平野

ガーデンの向こうは、広大な十勝平野

写真:結月 ここあ

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ここは、リボンのように風になびく花たちが咲き乱れるリボン花壇。 花々は勿論カラマツや白樺も美しくここから眺める十勝平野は、ずっとどこまでも続いています。さすが北の大地!

そんな美しい花々や景色が見たくて、世界各地から毎年10万人以上が訪れます。道内では、TVでもよく紹介されて人気スポットとして認知されているようです。

150メートルも続く宿根ボーダーガーデン

150メートルも続く宿根ボーダーガーデン

写真:結月 ここあ

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宿根草(しゅっこんそう)は、冬は地上の部分は枯れますが、地下の部分は越冬して、春に再び開花する多年草です。
十勝地方は、冬の間は一面の銀世界になり雪の下で花たちが凍えてしまうのではないかと心配になりますが、雪の下は意外にも温かく、越冬できるそうです。
そんな「宿根ボーダーガーデン」や数百種類ものクレマチスが咲く「クレマチスの小径」、季節ごとに色とりどりの花が咲く「花の径」など22のゾーンに分かれていて、それぞれ雰囲気の異なった素敵なガーデンを見せてくれます。

奇跡のオーガニックガーデン

奇跡のオーガニックガーデン

写真:結月 ここあ

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このガーデンの何が凄いかというと、完全無農薬で消毒もせずに自然のままに植物を育てていることです。
私も花をたくさん育てていますが、普通ではとても考えられないことですよね。
そのうえ、水やりも一切なし、雨のみですくすくと育っているからビックリです。
ガーデンの敷地の奥では、独自の堆肥工場で有機肥料を作っているそうで、健康な土地が健康な花々を育てるのですね、とても勉強になりました。

自然と共生した解放感が溢れる素敵な紫竹ガーデンで、癒しの時間を過ごしてみませんか。

※紫竹ガーデン
 開園期間 4月20日〜10月31日
 時間 8:00〜18:00
 期間中無休 駐車場200台
 料金 大人500円、小中学生200円
 住所 帯広市美栄町西4線107番地
 電話 0155−60−2377

 開園期間や時間は、HPで確認のうえ、訪問くださいね。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/07/17−2012/07/19 訪問

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