写真:古川 悠紀
地図を見るメコンデルタ地方アンザン省に位置するチャウドックは、ホーチミン市内からバスで6時間ほど走った場所にあります。一般的にツアーが催行されているメコンデルタの地域はカントーまでで、チャウドックはさらに奥へ進むことになります。日帰りでは厳しいので、1泊以上必要となるほか、現地では英語がほとんど通じませんので、指差し会話帳などが必須アイテムとなります。
チャウドックに聳えるサム山(Nui Sam)は名実ともに町のシンボル的存在。多くの仏教徒が参拝に訪れるバー・チュアスー廟や、その周辺のナイトマーケットは観光スポットにもなっていて、ちらほらとバックパックを背負った外国人も見かけます。
写真:古川 悠紀
地図を見るサム山に続くもう一つのチャウドックの観光スポットが「チャウドック市場」。町の中心に位置し、最も活気溢れるエリアに建ちます。市場は屋内型ですが、チラン(Chi Lang)通りとバクダン(Bach Dang)通りにも露店がはみ出るように並び、この一帯が大規模市場と化しています。
また、市場から徒歩5分圏内には冷房の効いたカフェや、チャウドックの名物が食べられる食堂、ツアーバス会社などがあるため、サム山を訪れる前に一回りしておくのがおすすめです。帰りのバスチケットの手配がまだの方は、事前に済ませておきましょう。
写真:古川 悠紀
地図を見るセーロイダップ(Xe Loi Dap)は、ホーチミン市内でも走っているシクロ(人力車)のような乗り物。メコンデルタ地方の中でもチャウドックくらい奥へ入らなければなかなか見ることはかなわないレアな移動手段です。シクロよりも一回り大きく、人だけではなく荷物を載せることも可能。小柄なベトナム人では、一度に3人から4人乗ることができます。
セーロイダップはチャウドックの町中でよく見かけることができ、事前に目的地を告げて料金を交渉します。町中の散策であれば一人3万ドン程度。サム山までは一人6万ドン程度で行くことができます。セーロイダップに乗って、町の素朴な景色を眺めながらのんびりと目的地へ向かいましょう。
写真:古川 悠紀
地図を見るチャウドックの町を歩いていると、時折頭をスカーフで隠し、民族衣装を纏った女性に会うことがあります。彼女たちはチャウドックに暮らす少数民族のチャム族の方々。イスラム信仰です。
チャウドックにはダーフック村と呼ばれるチャム族が住む村があり、ボートで川を渡って行くことができます。現地のツアーデスクで申し込むこともできますし、チャウドック市場周辺の川沿いを歩いて、個人事業の人と交渉することもできます。
村では彼らの住む高床式住居を見学できるほか、チャム族手作りの刺繍ポーチなどを購入することができます。
写真:古川 悠紀
地図を見る「マム(Mam)」とは魚を塩漬けで発酵させた食材です。市場ではマムを扱うお店が何十と並んでいて、独特のクセのある香りを漂わせています。チャウドック旅行で是非食べておきたい料理が「ラウ・マム(Lau Mam)」です。
マムをスープのベースにした甘しょっぱい味が特徴の鍋料理。具は豚肉やシーフード、野菜を大量に入れて、ブンと呼ばれる米粉麺と一緒に食べます。また、併せて麺料理の「ブン・マム(Bun Mam)」も食べておきましょう。チャウドック市場周辺には、マム料理を扱う食堂がいくつかありますので、散策がてら探してみてください。
サム山周辺には一泊500円から1000円程度の安宿が建ち並んでいますが、かなり汚いので、ホテルは市街地である程度しっかりとしたところを手配するのがおすすめです。一泊でも十分満喫することができますので、メコンデルタ地方へ足を運ばれる方は、チャウドックを検討してみてはいかがでしょうか。
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(2024/3/29更新)
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