世界一美しい海岸といわれる南イタリアの世界遺産「アマルフィ海岸」。サレルノ湾に面し、断崖絶壁が続くこの一帯は、複雑に入り組んだ海岸線が独特の美しい景観をつくりだしています。1997年には、世界文化遺産にも登録されました。
そんな南イタリアの景勝地、アマルフィ（Amalfi）を訪れたら外せない絶景スポットがエメラルドの洞窟！洞窟といえばカプリ島の「青の洞窟」が有名ですが、こちらはあまり知られていないエメラルド色に輝く神秘の洞窟です。
さぁ、エメラルドの絶景を探しに港へ出掛けましょう！
さて、エメラルドの絶景地へのアクセス方法をご紹介します！公共交通機関を使うのであれば、アマルフィやポジターノ（Positano）から出ている船かバスを利用して行きます。バスや自分で車を運転していく場合は、地上から洞窟のある場所までエレベータを利用して洞窟へ入ることが可能。また、自ら車を運転していく場合は、エレベータのある場所に駐車することになりますが、駐車料金を取られます。
ちなみに、船で行く場合は洞窟の入口付近に接岸してくれます。できることなら、海側からアマルフィ海岸の美しい景観を堪能できる船でのアクセスをおすすめします。心地よい風に揺られながらの絶景クルーズは格別ですよ～！
遂にエメラルドの洞窟へ到着です！洞窟の中へ入ったら小舟へと乗り換えます。入り口は待ち時間にエメラルド色に輝く水面が見えないように上手く設計されています。
さぁ、いよいよボートに乗って洞窟の中へと進みましょう！洞窟内部を一周まわるわけですが、ボートに乗って少し進むと、洞窟の外から差し込む太陽の光に反射し、水面がエメラルド色に不思議と染まっていきます。中盤にさしかかると、イタリア人船頭がおもむろにオールを使って水を跳ね上げます。すると、その水しぶきやが水面に着水するとき、宝石のようにキラキラとエメラルド色に輝くのです！
水深約10m、高さ24mほどの洞窟は、かつては地上にあったものとされていますが、地球温暖化による海面の上昇と地震による地盤沈下とで現在の形になったそう。そして、水面下4mほどの外海に通じる自然海底トンネルから侵入する光が、このような神々しい世界をつくりあげているのです。
石灰質地層の洞窟には、石筍（せきじゅん）と鍾乳石が作る奇妙な造形も存在し、その他にも、50年ほど前に海底に設置されたプレゼピオ(キリスト生誕を表現した像)の陶器が神聖な空間を醸し出しています。
鮮やかなターコイズブルーにも、神秘的なエメラルドグリーンにも色変わりする美しい光景は、一度目にすると脳裏に焼きついて離れません。大自然が生み出した巌窟、どこか神々しい静けさと肌寒さ、神秘的なエメラルドが奏でるアンサンブルは、まさにアマルフィの聖なるパワースポット。
世界一美しい海岸「アマルフィ海岸」へ訪れた際は、是非ともその神秘の世界を五感で感じてみてください！
南イタリアの洞窟といえば、カプリ島の青の洞窟があまりにも有名ですが、このエメラルドの洞窟も負けていません。しかも値段は青の洞窟の5分の1以下で、待ち時間もほとんどナシ。カプリ島の「青の洞窟」より100年ほど遅い1932年に、地元の漁師によって発見された歴史ある洞窟です。個人的には、安くて快適、神秘のエネルギーも感じられるエメラルドの洞窟をおすすめします。
今回ご紹介したエメラルドの洞窟を擁するアマルフィは、街中を歩くだけで、その独特の美しい景観に恋してしまう旅行者が多いほど、魅力たっぷりの景勝地です。
そんな魅惑の地を訪れ、幻想的なエメラルドの世界を体感した貴方は、きっとアマルフィに恋してしまうことでしょう。
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(2024/4/25更新)
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