写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る北京ダックは、日本では「皮だけを食べる料理」と言われることが多いですよね。たしかに日本の中国料理店ではそのような北京ダックが提供されることもあるのですが、実際に中国へ行くと北京の老舗「全聚徳」でも皮と一緒に身も出てくるのが一般的。そしてここ香港の「鹿鳴春」でも、肉厚のジューシーな北京ダックが大人気です。
「鹿鳴春」は1羽での注文なので、少人数だと行こうかどうか迷うかもしれません。ですが、持ち帰りも可能なので、思い切って行ってみても後悔はしないはず。たくさん食べるコツとしては、もったいながらずに1枚の皮(薄餅・バオピン)に2〜3切れの北京ダックを巻き、贅沢に豪快に食べること。皮で満腹になるのを防ぐことができます。後半は、北京ダックと野菜だけをおつまみ的に食べるといいですよ。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るペニンシュラホテルなどの高級ホテルや飲食店が集中する尖沙咀エリア。非常に利便性の高い場所に「鹿鳴春」はあります。英語では「Spring Deer Restaurant」ですが、現地で英語名を聞く機会はないでしょう。古い雑居ビルの狭い階段を上がった2階にあるので、初めて訪問する際にはここに本当に大人気のレストランがあるのだろうかと不安がよぎるかもしれません。でも大丈夫、間違っていません!自信を持ってドアを開けてください。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る入口までの薄暗さとは打って変わって、店内は明るく活気づいています。地元の家族連れらしきグループが多いのですが、観光客にも人気のため店員さんたちは外国人観光客に慣れています。旅行者が訪ねるにはバランスの良いローカル感と言えるでしょう。大人2人で北京ダックを頼むと、あとはスープともう一品くらいが限界ですが、ランチで訪問して夜は持ち帰った料理で部屋飲みするというのもひとつの手です。北京ダックを持ち帰る際は、巻くための皮や甜麺醤もちゃんとつけてくれますよ。
なお、JCB優待ガイド限定のお得なセットメニューがありますので、JCBカードを持っている方はそちらも要チェックです(優待対象外のJCBカードもあります)。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る北京ダックのリーズナブルさに比べるとその他のメニューはやや割高な印象もありますが、こちらは北京ダック以外の一品料理もおいしいです。少人数だと追加注文の品数は限られますが、メニューには英語や日本語も併記されていますので食べたいお料理を厳選しましょう。写真は青椒肉絲がトッピングされた汁なし麺です。餃子や春巻などの定番はもちろん、フカヒレやアワビといった高級品もありますし、アヒルの肝酒蒸し(糟蒸鴨肝)などの珍しいメニューもありますので迷いますね。大人数で海外旅行に行く機会は少ないと思いますが、できれば大人数で行きたいですね!
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るランチタイムに訪問すると、お昼のお得なメニューもあります。英語・日本語の表記がないので読解に苦労しますが、麻婆豆腐・茄子とひき肉・回鍋肉・青椒肉絲ならぬ黄ニラ肉絲、あたりはなんとか理解することができます。白ごはんが付くらしいことがわかるのも安心。ちなみに粉皮は春雨のような麺のことで、白切肉は茹で豚、拌鶏絲は鶏の細切りです。
香港へ行くなら「鹿鳴春」はハズせないのですが、最大の難関は予約。前日や当日ではすでに予約が埋まっていることがあるので、短期旅行の場合は出発前に予約しておくのが賢明です。クレジットカード会社のトラベルデスクにお願いするという方法もありますが、会員ランクによっては有料になるので、思い切って国際電話をかけてみましょう!先方が電話に出ると「鹿鳴春」は「ロッメッチョッ」と聞こえます。先方は外国人のたどたどしい英語にも慣れていますので、日時と人数を英語で言えればOK。日本人の信頼は厚いのか、日本人だとわかると電話番号を聞かれないことも多いですよ。香港でおいしい北京ダック、ぜひ食べてきてくださいね!
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(2024/4/23更新)
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