ツヤッツヤで美しい!うどんの街「加須」でうどん巡り

ツヤッツヤで美しい!うどんの街「加須」でうどん巡り

更新日:2013/05/01 18:25

猫乃 みいこのプロフィール写真 猫乃 みいこ 非日常体験探求家、旅ブロガー、ライター
埼玉県の北東部に位置する「加須市(かぞし)」。小麦の生産が盛んであったことから古くから手打ちうどん文化が根付いています。市内にはうどん屋さんが約40軒あり、それぞれのお店で手打ちされたうどんを、個性豊かなツユで楽しむことができますよ。

手打ちうどんの街、加須

手打ちうどんの街、加須

写真:猫乃 みいこ

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利根川中流域に位置する加須市は、利根川から運ばれた土砂の土地が小麦栽培に適していたことから、古くからうどんを自宅で打って食べていたそうです。江戸時代なかばに、利根川の渡舟場や市内の寺の門前で、参拝客を手打ちうどんでもてなしたのが、加須の手打うどん屋の始まりといわれています。

加須の手打ちうどんの特徴は、「足踏み」して「寝かせ」ること。こういった独特の作業を何度もすることによってコシの強いうどんができるそうです。

市内に約40軒ある「手打ちうどん屋」の中から、2店舗を紹介します。
まずは、東武伊勢崎線の加須駅からほど近い「久下屋脩兵衛」。立派な外観のうどん屋さんには常に行列が絶えません。

こだわりの粉からできるツヤッツヤのうどん!

こだわりの粉からできるツヤッツヤのうどん!

写真:猫乃 みいこ

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人気の秘訣は、真っ白なモチモチのうどん。粉にもこだわりがあり、埼玉県産の地粉と北海道産の小麦をブレンドした国産100%とのこと。

冷やしうどんはピカピカと艶があり美しく、食べてみると弾力のある食感です。
グルメ王選手権で優勝、加須のうどん屋の方々が集まって考案した「肉味噌うどん」も食べられる店舗ですが、今回はお店の自慢である、胡麻汁(冷やし汁)で冷やしうどんをいただいてみることにしました。

自慢の胡麻汁でどうぞ!

自慢の胡麻汁でどうぞ!

写真:猫乃 みいこ

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胡麻汁のツユは、小さなすり鉢で胡麻をすり、そこにダシの効いた胡麻汁を入れ、ネギやショウガ、きゅうりの胡麻和えを入れて作ります。
自分で胡麻をする楽しみがありますよ、お好みのすり方でどうぞ。

ツユにツヤッツヤのうどんをつけていただきます。すりたての胡麻の香りが立って、甘すぎないツユは飽きがこないので、とてもおいしくいただけますよ。

普通の醤油ツユも鰹のダシが効いていておいしいですし、温かいうどんの「けんちん味噌うどん」や「鍋焼きうどん」もオススメです。

庶民的な店構えのうどん店

庶民的な店構えのうどん店

写真:猫乃 みいこ

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もう1軒ご紹介するのは、東北自動車道の羽生IC近くにある「新川うどん店」。

こちらは、気軽に入れる店構えの庶民的なうどん店です。このような店構えのお店が、加須の手打ちうどんのお店では多いようです。

加須手打ちうどんのお店は、それぞれお店単位で麺を作っていますので、お店の一角には作業用のブースがあります。うどん打ちの実演が見られたらラッキーですよ。

天ぷらうどんを冷やしで!

天ぷらうどんを冷やしで!

写真:猫乃 みいこ

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こちらでは、天ぷらうどんの冷やしをいただきます。天ぷらは野菜のかき揚げ、天ぷらはすでに揚げてあるので調理時間がかからずすぐに出てきます。冷やしを頼むと、どんぶりにコシのあるうどん、その上に天ぷらが乗ってきます。
これをあっさりした鰹ダシのツユでいただきます。

こちらのけんちんうどんや山菜うどんなどの温かいうどんは、ツルツルとした食感で、冷やしとはまた違った味わいが楽しめますので、いろいろなうどんを楽しみたいですね。

気軽に食べられる「加須手打ちうどん」。市内にある40軒のうどん店をその日の気分で食べ歩いてみてはいかがでしょうか。
きっとお気に入りのうどん店が見つかることでしょう。

加須市は、渡良瀬遊水地にも接していて、お散歩やカヌーなど休日をゆっくりと過ごすことができますので、うどん店巡りと合わせて楽しんでみてくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/04/29 訪問

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