観て・体験して・感じる京伝統文化!有形文化財「西陣 冨田屋」で

観て・体験して・感じる京伝統文化!有形文化財「西陣 冨田屋」で

更新日:2015/06/23 13:46

市川 芽久美のプロフィール写真 市川 芽久美 南米現地旅行会社 代表
室町時代より、織物のまちとして栄えてきた京都・西陣。
その由緒ある場所に、約120年前に建てられた『冨田家(とんだや)』は、京町家の中でも西陣の商屋特有の様式を数多く残している貴重な建物。
ここでは、本物の町家造りを見学できるだけではなく、京都の暮らしに密着した様々な文化体験を体感することが出来ます。伝統の“京の暮らし”を、町家で体験してみませんか。

1世紀前にタイムスリップ!京の暮らしを体験

1世紀前にタイムスリップ!京の暮らしを体験

写真:市川 芽久美

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京都市景観重要建造物、国の登録有形文化財に指定されている『冨田屋』。
代々受け継がれてきている、京都の歴史や文化を伝える建物の中には、伝統ある貴重な道具・調度類なども展示され、それらに囲まれながら、お茶席や着物、華道や書道などの体験や、京の食事などを楽しむ事が出来ます。

まずスタートは、代々受け継がれている商家のしきたり、暮らしぶりの説明を受けながら、敷地内を案内してもらいます。

文化財・町家を知るツアー

文化財・町家を知るツアー

写真:市川 芽久美

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『冨田屋』は"表屋造り"という特徴をもち、通りに面した母屋と表蔵、そして座敷と応接間、茶室で構成されています。
特に茶室は、武者小路千家官休庵九代家元・千宗守氏により「楽寿」の名を頂戴しているなど、由緒あるもの。蔵は"寶蔵(ほうぞう)"と呼ばれ、扉の漆塗りには、豆腐を使った独特の技法が使われていて、どれも目をみはる貴重で珍しいものばかりです。

『冨田屋』の13代目を受け継ぐ、田中峰子さん本人がいらっしゃる時も多く、その際は、彼女から直接お話を聞くことが可能です。

文化体験を通して“京の暮らし”に触れる

文化体験を通して“京の暮らし”に触れる

写真:市川 芽久美

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オーナーの冨田屋13代目、田中峰子さんは「見学頂くだけではなく、“暮らしのありよう”も知って頂くことで本物の京都を伝えることが出来る」と言います。

ここでは、文化体験も同時にでき、その種類もとっても豊富。
着付け、お茶席、 茶点て、茶道、華道、折り紙、昔遊びや舞妓ディナー体験などに加え、四季折々の行事体験などなど、数え切れないほどの体験コースがあります。

一番人気は着物での茶道体験

一番人気は着物での茶道体験

写真:市川 芽久美

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中でも定番の人気コースは、着物を着てのお茶席体験。
基本的なマナーの説明を受けながら、季節の京菓子と、お抹茶を楽しみます。
外国からのお客様からも大人気のコース。スタッフの方々は英語も堪能で、正座が苦手な方のために、着席型の茶室もあります。

着物を着て茶道を体験すると、より茶道の立ち居振る舞いの理解が深まります。

とってもフォトジェジックな場所

とってもフォトジェジックな場所

写真:市川 芽久美

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京の優雅な日本美を感じさせてくれる『冨田屋』。
町家造りの外観や室内、そして苔の生い茂る庭園、思わずシャッターを押したくなる美しい景色です。更に、着物を着て記念撮影をすれば、京都旅行の素敵な思い出になることでしょう。

京都旅行に素敵なスパイスを!

いつも、国内外からのお客様で賑わう『冨田屋』。事前予約が必要なので、予定が決まったら早めの予約をお勧めします。
コンタクト先はMEMO欄をご参照ください。

京都旅行を更に思い出深く、充実したものにしてくれる『冨田屋』の体験を是非ご堪能ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/04/21 訪問

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