写真:猫乃 みいこ
地図を見る東根市は、山形県の中央部に位置し、車なら山形道の終点「東根IC」を降り、新幹線であれば、その名も「さくらんぼ東根駅」で降車します。「さくらんぼ東根駅」では、写真のように、さくらんぼの顔出しパネルがお出迎え。パネルにあるように、東根市は「さくらんぼ生産量日本一!」「さくらんぼ“佐藤錦”発祥の地」。「佐藤錦」は、大正11年に、東根市の佐藤栄助氏が「黄王」と「ナポレオン」を交配させたことで誕生しました。それまでの品種に比べて、美味しさと日持ちが向上し、輸送に耐えられる最高品種「佐藤錦」は、現在でもトップブランドとして受け継がれています。
佐藤錦発祥の地である東根市では、贈答用の他に「さくらんぼ狩り」で旬の味が楽しめます。東根市には「さくらんぼ狩り」が出来る温室・露地の果樹園があり、時期により「さくらんぼ狩り」が出来る果樹園が異なります。どこに行くか迷った時には、さくらんぼ東根駅さくらんぼタント館の「東根観光物産協会」で、その日にお薦めの果樹園を聞いてみましょう。
今回は、温室・露地の両方を兼ね備えた「神町観光果樹園」をご紹介します。
写真:猫乃 みいこ
地図を見るフルーツライン沿いの神町観光果樹園は、40年ほど前の開園当初から完全有機質肥料栽培を実施している、安心安全な果樹園。有機質肥料は、牛ふん・もみがら・こぬかなどの原料を、4年の年月をかけて低温発酵させ、完全な有機質肥料を作っています。有機質肥料は、収穫が終わった畑に土壌改良剤として撒き、次の年のさくらんぼ育成に備えます。さくらんぼ狩りは、6月上旬から7月上旬まで体験可能。
約2ヘクタールもある神町観光果樹園。受付でさくらんぼ狩りの料金を支払うと、さくらんぼ狩りの場所に案内されます。木々には、写真のように大きくて真っ赤なさくらんぼがたわわに実っています。
写真:猫乃 みいこ
地図を見るさくらんぼ狩りで、最高においしいさくらんぼを食べるための秘訣は
☆大きくて赤い実が甘いので、探して食べること。
☆さくらんぼは軸ごと、生えている向きと反対方向にひねって、きれいに取ること。
☆太陽が当たっている実が熟しているので、脚立を使い、高いところの赤い実を収穫すること。
☆脚立の一番上には乗らないこと。
☆バッグや袋は受付に預けましょう。カメラやタブレットは持ち込み可。
☆歩きやすい靴で行きましょう。
写真:猫乃 みいこ
地図を見るさくらんぼ狩りの秘訣がわかったら、さくらんぼ狩りを楽しみましょう。木から完熟でツヤツヤのさくらんぼを収穫して、そのまま口に入れると果汁が口いっぱい広がります。スーパーやデパートで購入するさくらんぼとは全く違う、やわらかな食感!また、糖度が高く甘さが際立ちます。さくらんぼ狩りに行かないと食べられない、極上の完熟さくらんぼを思う存分味わいましょう。
さくらんぼの最盛期は6月下旬。では、1日のうち、何時頃さくらんぼ狩りに行ったら良いのか?それは、ズバリ午前中。朝のさくらんぼは糖度が高く、実が締まっていますよ。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る神町観光果樹園は、さくらんぼ狩りの時期に手打ちそばを無料でサービスしているのが特徴です。さくらんぼ狩りの後、ノートに名前と人数を書いておくと、手打ちそばが出来次第、名前を呼ばれます。無料サービスですから試食程度の量かと思ったら、大間違い!写真のように、しっかりと1人前。このサービスを美味しくいただくためにも、午前中にさくらんぼ狩りに行くことをお薦めします。
手打ちそばは目の前で打った、打ち立て!そして茹でたて!山形県尾花沢産のそば粉を使い、東根の美味しい水を使って打ったそばは、香り高く、硬くて歯ごたえのある山形の田舎そば。さくらんぼを食べた後の手打ちそばは、最高に美味。大粒完熟のさくらんぼと山形の手打ちそばを食べることで、美味しい山形を満喫出来ますよ。
さくらんぼ狩りには、車で行くのが便利ですが、新幹線で来た方にも便利なさくらんぼ狩りの時期限定の、お得な観光乗合タクシー、さくらんぼ「狩りっとくん」が運行しています。
運行ルートは、さくらんぼ東根駅、さくらんぼ狩り、さくらんぼ東根温泉の3地点を周遊します。運行期間は、さくらんぼの生育状況により変更になる場合あり。観光果樹園は指定となります。(2023年の予定は公式サイトなどをご確認ください)
さくらんぼ生産量日本一の山形県東根市は、さくらんぼの他にも、りんご、ラ・フランス、ぶどう、桃などの生産が盛んな「果樹王国」です。四季を通して、旬のフルーツを楽しんでくださいね。
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(2024/3/29更新)
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