写真:渡部 洋一
地図を見る永平寺の創建は1244年。道元禅師によって、坐禅修行の道場として開かれました。本尊は釈迦如来・弥勒仏・阿弥陀如来の三世仏。道元禅師の死後も寺院の整備は進み、1615年、徳川幕府より法度が出され神奈川県の總持寺(そうじじ)と並び大本山となりました。全国に1万5000もの末寺を抱えています。700年以上の歴史を誇り、現在でも約200人の修行僧が日夜厳しい修行に励む由緒ある寺院です。
写真は、永平寺の伽藍の中心部に建つ「仏殿」。大本山としてふさわしい風格を漂わせています。
写真:渡部 洋一
地図を見る永平寺の「法堂(はっとう)」。説法の道場であり、一般の寺院でいうと本堂に当たります。堂内は380畳敷という広さ。天井に吊るされた黄金の天蓋が眩い輝きを放ち、この場所で手を合わせる参拝客が後を絶ちません。
法堂は七堂伽藍の最も高い場所に位置するため、格調高いその他の伽藍や四季折々の美しい景色を眺めることもできます。
写真:渡部 洋一
地図を見る永平寺の見所として絶対に外せないのが、「傘松閣(さんしょうかく)」の天井画。156畳敷きの大広間で、別名「天井絵の大広間」と呼ばれています。
天井に施された花鳥彩色画は、その数なんと230枚!著名な画家144名による力作ばかりです。永平寺を訪れたなら、この天井画を見ずに帰るわけにはいきません。傘松閣は、見上げ過ぎて首が痛くなる人続出の、永平寺のシンボルと言えます。
写真:渡部 洋一
地図を見る山の斜面に築かれた永平寺。高低差のある伽藍を繋ぐ階段廊下は、趣たっぷりです。この階段廊下を修行僧たちが渡るシーンは「まさに大本山」といった雰囲気が漂い、永平寺観光のハイライトの一つと言えます。修行僧の撮影は禁止されていますので、心のフィルムにしっかりと焼き付けましょう。
写真:渡部 洋一
地図を見る最後に、人気の撮影スポットである「勅使門(ちょくしもん)」をご紹介。天保10年(1839年)の建築で、「唐門」とも呼ばれています。
杉の巨木に囲まれてたたずむ荘厳な門は、とてもフォトジェニック。記念撮影の場所としてもおすすめです。
いかがでしたか?
全国に1万5000もの末寺を抱える曹洞宗大本山「永平寺」の歴史と魅力をご紹介しました。
北陸新幹線の開業に沸く北陸地方は、観光地としての注目もうなぎ上りです。せっかく北陸を旅行するのなら、石川県だけでなく福井県にも足を運んでみませんか?北陸を代表する観光名所「永平寺」では、現在も多くの僧が修行に励む厳かな空気と、230枚の圧巻の天井画があなたを待っています。
永平寺へのアクセス、拝観料等の情報は、記事下部にある「MEMO」よりご覧いただけます。
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(2024/4/19更新)
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