ホテル並みの快適さ!長崎・小値賀島で古民家ステイ

ホテル並みの快適さ!長崎・小値賀島で古民家ステイ

更新日:2015/07/27 12:55

長崎からフェリーで行く島、五島列島にある小値賀島。車で一周1時間もしないこの島に、突如、ホテル並みの快適さと日本家屋ならではの美しさを持つ宿がある。「美しき日本の残像」などで日本の古き良き美を追求するアレックス・カー氏がプロデュースした古民家だ。

一流ホテル並みの現代的快適さと古民家ならでは趣きのある佇まい

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長崎は五島列島の小値賀島にアレックス・カー氏プロデュースの古民家ステイ「一会庵」がある。アレックス・カー氏は、「美しき日本の残像」など、自然と共存する日本人の生活の美しさを研究している人で、数十年前に、徳島県の祖谷の里山の風景に魅了され、茅葺き屋根の家を購入し、自分で手入れし住み始める。

その後、日本の美しい風景の保存活動や、古民家をリノベーションし、自治体と組んで地方再生に尽力するなど、日本の美、特に田舎での生活の美しさを熱心に啓蒙している。現在も京都のお寺の中に自宅を構えているという気の入れよう。

小値賀島の古民家群もその活動から生まれた。小値賀島には、「鮑集」「日月庵」「先小路」「一期庵」「親家」「一会庵」の6つの古民家があり、その全てをアレックス・カー氏が手がけている。「鮑集」「日月庵」「先小路」は島の南側、港寄り、「一期庵」「親家」「一会庵」は島の北側、大自然エリアと分かれている。

それぞれ、一軒家で、7〜8人が入れるまるごと一軒家バージョンと、2〜3人用の一軒家を2つに割ったバージョンがある。2〜3人といっても、リビングダイニングと寝室があって、十分広い。

全て揃ってるので連泊して島暮らしを満喫すべし!

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その中の2〜3人用の「一会庵」を紹介します。アレックス・カープロデュースの古民家は、とにかく居心地がいい。古民家というと、古くて、雰囲気と趣きはいいけど、どうしたってすす汚れていて、多少の不便を我慢しなければいけない、というイメージが付き物。

が、アレックス・カー氏プロデュースの古民家には、それらがまったくない。バスやトイレ、キッチンなど水回りは高級ホテル並みに清潔、部屋によっては、本当に古民家か?と思うほど、フローリングの床にソファといった、まるで海外の高級リゾートを思わせるほど居心地がいい。連泊して島の生活を楽しんでほしい、という意図があると思われる作りで、料理ができるキッチンはIHだし、冷蔵庫や洗濯機、物干し台などが揃っているのも嬉しい。

また、夏の暑いスポットの古民家と聞くと、虫が気になるところだが、窓を開けっぱなしにしていた洗濯機のところにいたクモ以外、家の中で見ることもなく、そのあたりの対策もバッチリ。

外国人目線で日本の良さ、美しさを再発見

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また、外国人プロデュースらしい、日本人にはない目線にも驚かされるのもこの宿の魅力。障子に大胆に大書された墨の文字や、フローリングの部屋に違和感なく置かれた和箪笥、和室の部屋の天井に切り抜かれた間接照明など、日本のいいところはもちろん活かすが、現代の使える文明は普通に使っていく。

備え付けの食器もセンスのいい鄙びた日本の小皿とステンレス製のセンスのいいナイフとフォークといった具合。ハンドソープやシャンプー、リンスなどはMARKS&WEB(マークス&ウェブ)で統一されていたりとあちこちで独特のセンスのよさ、おもしろい和洋折衷を感じさせられる。

地元の食材を自分で料理するだけでもワクワクする

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ホテルのような使い勝手のよさ、居心地の良さ、きれいさと、古民家がもつ味わい深い雰囲気を同時に満喫できる。そこにプラス、外国人目線のちょっとオリエンタルなセンスが日本の古民家のよさを再発見できる楽しさが加わる。なので、バリ島のリゾートホテルに来たような、いやいや日本の老舗旅館に来たような、ほかでは味わえない独特の雰囲気が楽しめる。

しかも、西洋人的長期滞在型で、2泊目以降は値段が安くなるし、自炊できる設備も完備してるので、費用を抑えられる。地元の食材を気ままに買うのも楽しいし、それを料理しているだけでも、まるで生活しているようでワクワクしてくる。

日本のようで日本じゃない、不思議な島

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都会では味わえないこの島の魅力。それはまず風景から。島にはまず広告や看板がほとんどない。島の一番の繁華街、といってもほとんど民家しかないが、そこですら日中ほとんど人に会わない。まるで白昼夢のよう。島中をドライブすると、道は地形に沿って作られてるのでまっすぐな道はあまりなく、それだけに地球を走ってるような感覚。この島でゆったり過ごすと、日本なんだけど、まるで別の国にいるような不思議な気分に。

世界中どこにもない世界観、新しいバケーションスタイル

ぜひ、都心に住んでいる方なら1週間ぐらい滞在して、日頃の忙しさを忘れ、何もしないという贅沢をここで体験してください。別荘として買い取りたくなるぐらい居心地のいい宿です。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/23−2014/07/25 訪問

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