奈良の世界遺産「春日大社」徹底ガイド!天地人「直江兼続」ゆかりの釣灯籠も必見!

奈良の世界遺産「春日大社」徹底ガイド!天地人「直江兼続」ゆかりの釣灯籠も必見!

更新日:2015/06/05 15:55

渡部 洋一のプロフィール写真 渡部 洋一 フリーライター、カメラマン
日本が世界に誇る歴史の街、奈良。世界遺産「古都奈良の文化財」の構成要素は多数ありますが、その中でも特に人気のスポットと言えるのが、東大寺、興福寺、そして今回ご紹介する春日大社です。
鮮やかな朱塗りの社殿が緑に映える、奈良を代表する観光名所・春日大社の歴史と魅力をご紹介します。境内にある無数の灯籠が美しく、特に大河ドラマ『天地人』の主人公・直江兼続ゆかりの釣灯籠は必見です。

参道に立ち並ぶ約2000基の石灯籠

参道に立ち並ぶ約2000基の石灯籠

写真:渡部 洋一

地図を見る

表参道にズラリとならぶ、無数の石灯籠。春日大社の境内には、有名無名の人々が献じた石灯籠が約2000基立ち並んでいます。中でも本社と若宮神社を結ぶ「お間道」の脇に並ぶ石灯籠は間隔が狭く、その密度は圧巻です。
時には石灯籠の間から、鹿がかわいい顔をのぞかせてくれることも。春日大社の参道は、歩くだけで楽しい灯籠の道です。

歴史ある神社

歴史ある神社

写真:渡部 洋一

地図を見る

全国に約1000社ある春日神社の総本社である、奈良の春日大社。その歴史は大変に古く、平城京遷都の際、藤原不比等(ふじわらのふひと)が常陸国鹿島から藤原氏の氏神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)を春日の御蓋山(みかさやま)に招いて祀ったのが始まりとされます。

神話の時代から続く長い長い歴史を誇る春日大社のシンボルカラーは、「赤」です。写真は本社の正門に当たる「南門」。高さ約12メートル、朱色が鮮やかな楼門が、春日大社の中枢である本社への入口となっています。

国宝の本殿を守る「中門」

国宝の本殿を守る「中門」

写真:渡部 洋一

地図を見る

春日大社観光のメインスポットと言えるのが、緑の森に朱塗りが映える見事な「中門」。門の奥に建つ、4棟の本殿(国宝)を守っています。観光客は通常本殿の前に立つことはできませんが、この中門を前にするだけでも、約1300年という歴史が放つ厳かな空気をひしひしと感じることができます。
中門自体も、重要文化財に指定されている由緒ある建物。春日山(御蓋山)の西麓の森に建つ壮麗な朱塗りの門は、古の都奈良を象徴する風景です。

約1000基の釣灯籠

約1000基の釣灯籠

写真:渡部 洋一

地図を見る

社殿の「赤」と並んで春日大社のシンボルと言えば、社殿のそこかしこにぶら下がった無数の「釣灯籠」。春日大社では約2000基と言われる石灯籠の他に、約1000基の釣灯籠が訪れる人々を魅了しています。中には、黄金に輝く釣灯籠も!春日大社の象徴、美しすぎる釣灯籠をじっくりと観賞しましょう。

大河ドラマ『天地人』で有名に!直江兼続が奉納した釣灯籠は必見!

大河ドラマ『天地人』で有名に!直江兼続が奉納した釣灯籠は必見!

写真:渡部 洋一

地図を見る

約1000基とも言われる春日大社の釣灯籠。その中には、意外な有名人にゆかりの物もあります。
2009年のNHK大河ドラマ『天地人』の主人公「直江兼続(なおえかねつぐ)」。ドラマ放送以前、決して有名とは言えなかったその人物は、可愛すぎる加藤清史郎君とイケメンすぎる妻夫木聡の好演によって多くの人々に知られる人気の戦国武将となりました。
写真の釣灯籠は、その直江兼続の奉納と伝えられています。この釣灯籠を前にすれば、「わしはこんなところ来とうはなかった!」とだだをこねていた小さなお子様も、「やっぱり来てよかった」と笑顔になること請け合いです。

奈良の世界遺産の代表格!春日大社へ行こう!

いかがでしたか?
日本を代表する観光都市、古都奈良。その中でも指折りの人気を誇る観光名所である春日大社の歴史と魅力をご紹介しました。その歴史からもその人気からも、世界遺産「古都奈良の文化財」の代表格といった風格の漂う神社です。
奈良を訪れる機会があるのなら、春日大社へ足を運んでみませんか?悠久の歴史の中に建つ鮮やかな朱色の社殿と格調高い灯籠の数々が人々を魅了し続ける、奈良観光で外せないオススメスポットです。

春日大社へのアクセス、入場料、入場時間等の情報は、記事下部にある「MEMO」よりご覧いただけます。

掲載内容は執筆時点のものです。 2010/08/26 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -