世界一美しい町!中世の町並みが残るチェコ・チェスキークルムロフ

世界一美しい町!中世の町並みが残るチェコ・チェスキークルムロフ

更新日:2015/06/15 19:23

浦 カオリのプロフィール写真 浦 カオリ 旅する陶芸作家
チェコ共和国南部に位置する小さい町、チェスキー・クルムロフ。14世紀の中世の町並みを残すこの町は、世界で最も美しい町の一つと言われています。1992年には世界遺産にも登録され、観光客の数もプラハに次いで二番目とチェコを訪れる観光客を魅了しています。
今回は魅力溢れるチェスキー・クルムロフを紹介します。

中世の雰囲気と自然が調和する美しい町

中世の雰囲気と自然が調和する美しい町

写真:浦 カオリ

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チェコ共和国の南部、オーストリアとの国境近くにあるチェスキー・クルムロフ。チェスキーはチェコ語で「ボヘミアの」、クルムロフは「川の湾曲部の湿地帯」という意味。その名前の通り、町にはS字を描くようにヴルタヴァ川が流れ、周囲は森に囲まれ自然豊か。町のシンボルでもあるクルムロフ城も、写真のように緑の多い公園のそばにあります。

この町が繁栄しだしたのは13世紀後半、ボヘミア地方の有力貴族であったローゼンベルク家の支配下になってからと言われています。
建設当時はゴシック様式で造られた町でしたが、16世紀にはイタリア・ルネサンス様式、17世紀終わりにはバロック様式と、領主が変わる度に増改築されました。

19世紀以降は大きな変化もなく、今にいたるまで様々な文化や建築様式が入り混じった町並みを維持しています。

クルムロフ城から美しい町を一望!

クルムロフ城から美しい町を一望!

写真:浦 カオリ

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チェスキー・クルムロフのシンボルでもある、クルムロフ城。様々な建築様式を観る場所としてうってつけの場所です。
1766年に完成したバロック様式の劇場や、だまし絵で彩られた壁など見どころがたくさん。城内はツアーでのみの見学になります。コースは何種類かあるので気になるツアーに参加しましょう。

ツアーとは別料金ですが、クルムロフ城の塔に登ることをおススメします。写真のように、美しい町を一望することが出来るので必見です。

お城の入り口では熊がお出迎え!

お城の入り口では熊がお出迎え!

写真:浦 カオリ

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また入り口には城の守り神ともされる、熊が観光客をお出迎えしてくれます。17世紀頃から熊の飼育に関しての記述があり、現在では4匹の熊が飼われています。

本物の熊だけではなく、熊が描かれた紋章を城内の多くの場所で見ることができます。理由としては、このお城の領主であったローゼンべルク家とイタリアのオルシーニ家が深い関係にあったからです。オルシー二のオルソはイタリア語で「熊」を意味していることから、熊のモチーフがたくさんあるのです。

坂道の多い町

坂道の多い町

写真:浦 カオリ

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お城だけでなく、町全体が中世の雰囲気を残しているチェスキー・クルムロフ。石畳を歩き、骨董のお店を覗きながら歩くのも楽しいです。半日で回れるほど小さい町ですが、坂道も多いので、スニーカーなど歩きやすい靴で散策しましょう。

疲れたらチェコ名物のお菓子、トルデニークで糖分補給なんて如何でしょうか。パンのような生地にシナモンやアーモンドなどのパウダーがふりかけてあります。パンの食感は軽いので、ちょっとした休憩にぴったりです。お店は町中に点在しています。

チェスキー・クルムロフまでの行き方

チェスキー・クルムロフへはプラハより電車やバスで行くことが出来ます。バスであれば乗り換えもなく、直行で行けるのでおススメです。
またオーストリアにも近く、リンツ、ウィーンやザルツブルグ、ハルシュタットなどの町にも直通で行けるシャトルバスがあります。

【プラハよりチェスキー・クルムロフ】
バス:約3時間
電車:約3時間半

【リンツからチェスキー・クルムロフ】
シャトルバス:約1時間半

掲載内容は執筆時点のものです。

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