えっ?こんな場所にも!? 東京都心でゴジラツアー!

えっ?こんな場所にも!? 東京都心でゴジラツアー!

更新日:2015/06/01 15:09

カノオミツヒサのプロフィール写真 カノオミツヒサ フリーライター
怪獣映画の金字塔といえば『ゴジラ』。ハリウッド版も制作され、世界的に人気を集めています。
スクリーンのなかだけでなく、新宿のビルの上に登場して話題を集めるゴジラですが、品川や日比谷といった街でも、ゴジラが見られることをご存知ですか?
今回は東京都心で、ゴジラにゆかりのある場所をご案内します。

目印はゴジラ! 北品川駅前の周辺案内図

目印はゴジラ! 北品川駅前の周辺案内図

写真:カノオミツヒサ

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最初の目的地は品川駅のとなり、京浜急行の北品川駅です。乗換えを含め、東京駅から電車でおよそ20分。羽田空港からは40分ほどで到着です。駅の前は交通量の多い第一京浜。周りにはビルが立ち並び、一見した限りではゴジラとは結びつかない場所のように感じます。

しかし、改札を出て正面にある周辺案内図に目を向けてみましょう。そこにはなんと、火を噴くゴジラの姿が!よく見ると、案内図には「ゴジラ上陸地点」と書かれており、ゴジラは海側から京浜急行の線路に向かっているようです。

案内図に従い、「ゴジラ上陸地点」の八ツ山橋へ行ってみましょう。

ゴジラの破壊力を感じる「八ツ山橋」

ゴジラの破壊力を感じる「八ツ山橋」

写真:カノオミツヒサ

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北品川駅から徒歩5分、八ツ山橋に到着です。なぜここが「ゴジラ上陸地点」なのでしょう?

理由は1954年に公開された、第1作目の映画『ゴジラ』にあります。東京湾から現れたゴジラは、まず品川へ上陸するのです。そして、最初の犠牲になってしまった建造物こそ、この八ツ山橋。身長50メートルのゴジラの手によって、鉄橋がいとも簡単に破壊されてしまいます。ここを訪れるときは、そのスケールをイメージしながら歩いてみると面白いですよ。

次はこのまま線路に沿って、品川駅へと進みましょう。

忍び寄るゴジラの影?!JR品川駅の「鉄道発祥の地」プレート

忍び寄るゴジラの影?!JR品川駅の「鉄道発祥の地」プレート

写真:カノオミツヒサ

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八ツ山橋から5分ほど歩くと、品川駅です。上野東京ラインの開業によって利便性が増した品川駅には、ゴジラらしきものの影があります。

場所は山手線が走る1番線のホーム。8両目付近の床には、「鉄道発祥の地」のプレートがあり、そこには恐竜のようなシルエットが。ゴジラとは書かれていませんが、上陸地点からすぐの場所に描かれていると、やはりゴジラをイメージしてしまいますね。

ちなみに品川駅の開業は、1872年(明治5年)5月7日(新暦の6月12日)。新橋〜横浜間の正式開業前に、品川〜横浜間が仮開業された際に誕生しました。プレートが示すとおり、品川駅は「鉄道発祥の地」なのです。また、「since1885」は山手線の前身である品川線の開業年、「0km」は品川が山手線の起点であることを表しています。山手線は、品川から円を描いているのですね。

続いてはその山手線で有楽町駅まで行き、「日比谷シャンテ」の『合歓の広場』(ねむのひろば)に向かいます。

『合歓の広場』のゴジラ像

『合歓の広場』のゴジラ像

写真:カノオミツヒサ

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品川駅から10分ほど山手線に揺られ、有楽町駅へ。そこから5分ほど歩くと、ショッピングモール「日比谷シャンテ」に着きます。北側にあるのが『合歓の広場』です。

ここにはゴジラのミニチュア像が設置されています。第1作の公開から40年を経て、1995年の第22作『ゴジラVSデストロイア』公開記念に建てられました。大きさは、台座を含めて2.2メートル。約 1/100サイズのミニチュアとはいえ、眼光の鋭さと躍動感のある姿は迫力がありますね。
台座には、「このゴジラが最後の一匹だとは思えない。」と刻まれています。これは1作目のラストで語られる、古生物学・山根博士(志村喬)の名セリフ。印象に残る言葉です。

さて、ミニチュアの次はビッグサイズを見に、新宿へと参りましょう。

新宿東宝ビルの「ゴジラヘッド」

新宿東宝ビルの「ゴジラヘッド」

写真:カノオミツヒサ

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日比谷からは、東京メトロ日比谷線と丸の内線を乗り継いで新宿駅へ。約20分で到着です。駅からはB13出口から、歌舞伎町方面へと進みます。

靖国通りの歌舞伎町交差点を渡ったら、少し上を見てみましょう。ビルの谷間から、ゴジラが顔を出しています!この地上40メートルにある「ゴジラヘッド」は、高さ12メートル、重さ約80トンのビッグサイズ。右手の爪をかけて、いまにもこちらに迫ってきそうですね。
至近距離で見たい方は、8階にロビーがあるホテルグレイスリー新宿へどうぞ。テラス及び宿泊利用者のみが、見学可能です。また、ホテル内には「ゴジラビュールーム」や「ゴジラルーム」もありますので、たっぷりとゴジラの世界に浸れますよ。

さらにビル1階の「セブン-イレブン 新宿東宝ビル店」や、3〜6階の「TOHOシネマズ 新宿」では、ゴジラグッズを販売しています。湯飲みやTシャツのほか、ここでしか手に入らない限定商品を、お土産に選んでみましょう。

おわりに

いかがでしたか?第1作の公開から60年以上がすぎても、次々に新作が公開され、時代をこえてファンを魅了するゴジラ。東京の街を背景にすると、映画のなかとは違う迫力を感じます。何気ない都会の日常にあるからこそ、その雄々しい姿がいっそう際立つのかもしれませんね。

みなさまもゴジラをテーマに、東京を観光してみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/18 訪問

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