今回訪れたのは椎葉山荘椎葉の湯。嬉野温泉街から車で嬉野茶の棚田の中を5分ほど走った、椎葉山の渓流沿いにあります。
浴室は内湯と露天風呂の二種類。
どちらも、新しく清潔でとても気持ちがいいです。
椎葉の湯はなんといっても、露天風呂がすばらしい!
西九州一の広さを誇り、湯船は広々。渓谷のすぐ脇にあり、山の中で温泉の中に浸かっているような気分です。川の流れを聞きながら上質な温泉に包まれていると、仕事の悩みも消え、ぼぉーと無心になってしまいます。あぁ、ずっとこの温泉に浸かっていたい……。と冬の朝に布団からなかなか出られないようなぬくぬく感です。柔らかな泉質が、そういう気持ちにさせるのでしょう。
嬉野温泉が美肌の湯と言われる所以は、その泉質。ナトリウムを多く含むナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉は、無色透明で少しぬるぬる感があります。この泉質が皮脂や分泌物を乳化して洗い流すので、湯上がりの肌がツルツルになるのだそう。
帰りの飛行機の都合で20分ほどで出てしまったのですが、(本当にもったいない……)時間が許せば2時間くらいは浸かっていたくなる温泉です。
<椎葉山荘 椎葉の湯>
長崎自動車道嬉野ICより約10分。JR武雄温泉駅からJRバスにて約30分、嬉野バスセンター下車、タクシーで5分。
Tel. 0954-42-3600
●入浴時間(立ち寄り湯)9:00〜21:00
●入浴料金 1,000円/1名
*宿泊も可能
お風呂上がりには食事処「レストランしいば」で、名物のとろける温泉湯豆腐が食べられます。この温泉湯豆腐は嬉野産大豆「フクユタカ」を100%使った木綿豆腐を温泉水で煮込んでいただきます。
「お湯が白く濁る頃が食べ頃です」とお店のスタッフ。
コンロで5分ほど煮込むと、湯気がもくもく。食べ頃かな、とふたを開けてみると言われたとおり!煮汁が乳白色に濁っています。嬉野温泉の温泉成分が、豆腐のタンパク質を分解し、豆腐をとろけさせるのだそう。
いただくと、驚くほど滑らかな舌触り。大豆の味がふくよかに広がる優しい味わいは白子のよう。
タレは甘辛い味噌が供されるが、醤油と薬味でいただくと大豆のコク、旨味がより味わえます。さらに、煮汁に少し醤油をたらしていただくと、これがまた絶品。残さずすべていただいてしまいました。
美肌の湯で温まった体に、イソフラボンもたっぷり摂って、美肌効果もアップしそう。
今回訪れたのは昼間だったのですが、夜は渓流がライトアップされ、幻想的な雰囲気の中で露天風呂に浸かれるそう。夏には蛍も舞うとか。
佐賀・福岡から少し離れているものの、温泉好きなら一度は訪ねたい名湯です。今度行く時は一泊して時間を気にせずあの温泉に浸かってみたいものです。
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