西門(JR府中本町駅方面)から入場すると、目に飛び込んでくるのはどこまでも広がる芝の絨毯、巨大な観戦スタンド、そして、対峙する高さ11.2m、幅66.4m(2651型)のターフビジョンです。誰もが一度は立ち止まりその大きさに天を仰ぎます。ターフビジョンはレース実況、場内インフォメーション等、観客にとっては欠かせないもので、ギネスブックにも認定されました。
そして、レースをじっくり観戦できる「フジビュースタンド」(有料)からは、武蔵野の山々と共に富士山を眺望することができます。一般スタンドでは、コース全体が見渡せないため、レース中、馬群がどの位置を走っているのか目視することはできません。5F・6Fにある「フジビュースタンド」ならば、テーブルや小型モニターも設置されていますので、ゆったりと臨場感あるレース展開を観ることができます。
競馬のことはよく分からない。馬券を買うのはちょっと…。
心配ご無用です!場内は「競馬」だけではないんです。まず、東京競馬場でしか見られない重要な施設があります。それは「JRA競馬博物館」です。
全国に10ヶ所あるJRA競馬場のなかでも、博物館を有するのはここだけです。明治以降、150年以上の歴史を紡いできた「近代競馬」の発展を貴重な資料と共に振り返ることができます。館内は体験コーナーもあり、実際に騎手になったつもりで競走馬のスピードを体感したり、スターター(発走委員)になって、ゲートの開く瞬間を間近で見ることができます!
「男子禁制」!!! (写真はスタンド内にオープン中のUMAJYOカフェ)
女性の為のスポット「UMAJYO SPOT」には女性がリラックスして競馬を楽しめるよう、専用ブースが幾つか設けられています。スイーツは勿論、「UMAJYO」専用カフェも出店!パスタやオリジナルドリンクが女性の胃袋を満足させてくれます!その他にも女性限定「東京競馬場ガイドツアー」も開催!普段立ち入る事のできない競馬場の裏側に、「UMAJYO女子」だけが潜入できます!
レースが終わってもまだまだ1日は終わりません!場内で配布されている「UMAJYOリーフレット」をもらうと、京王線府中駅周辺に臨時OPENしている「UMAJYO酒場」で特典メニューや女性限定サービスが受けられます。観戦の興奮が覚めやらぬなか、夜もみんなで競馬の余韻に浸りましょう!
競馬場内は自然の宝庫!日本庭園をはじめ、けやき並木や「緑の広場」があったりと、親子連れや年配の方達にも充分楽しめる施設が揃っています。そんな中、お勧めしたいのが「ローズガーデン」です。女性の方ならば、その咲き誇る美しい花々に思わずうっとりしてしまうはず!
入り口には噴水が設けられ、溢れ出た水は水路を伝って園内の中心を流れます。その両サイドには手入れの行き届いたバラの数々が出迎えてくれます。そもそもなぜ、競馬場にバラがあるのか?それはJRAには「馬場造園課」という部署があるからなのです。主な仕事は芝コースの管理・保全などですが、木々や花々も競馬場に植えることで、より競馬を楽しんでもらおうという心遣いが伝わってきます。
エサを食べている馬とのんびりと触れ合える場所。そこは一見すると牧場の一画にある馬房ではないかと見間違えるぐらい、ゆる〜い雰囲気が漂っています。馬がもくもくとエサを食べ、その周りを人々が囲んでいる風景。見ているだけで自然と癒されます。
実はこの場所、競馬場内で飼育されている馬のための、小さな厩舎なのです。場内には他にも乗馬センターやパドックなど、馬を間近で見られる場所はありますが、時間を気にせずにゆったりしたいなら、このスポットをお奨めします!スタンドの熱狂をよそに、木陰で時間を忘れて馬と触れ合う。これも競馬場の楽しみ方のひとつかもしれません。
場内全てが禁煙になり、バリアフリー施設も拡充。東京競馬場は幅広い世代が楽しめる空間として進化し続けています。女性客の来場数も年々増加し、もはや「オジサン」達だけの憩いの場ではなくなりました。
また、自然と共存し「競馬」という枠に収まらず、様々なイベントやサービスを提供することで新しい価値を生み出しています。多様な楽しみ方は、違った角度から「競馬」の魅力に気づかせてくれます。もちろん、メインであるレースの醍醐味はいうまでもありません。
東京競馬場は「スポーツ」・「エンターテイメント」のふたつの要素を備えた全国でも数少ない競馬場だと言えるでしょう。
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