最初にオススメする自然の風景は、湿原地帯の向こうに連なる「知床連山」です。高架木道からはその雄大な姿がよく見えますので、撮影するにはもってこいの被写体。
目の前に広がる湿地帯から、知床連山への地形の移り変わりは、自然の躍動感があふれるものです。この風景を見た段階で、来てよかったと思うことは間違いなし!
知床五湖の高架木道には展望台が3つあり、最初に「連山展望台」、次に「オコツク展望台」、最後に「湖畔展望台」となっています。
この写真を撮ったのは、連山展望台とオコツク展望台のだいたい中間付近で、写真右奥に連山展望台が写っています。
場所によって、写真に高架木道の写り具合が変わります。そこら辺は自分の好みで調整するといいでしょう。
一段落目で紹介した写真の撮影場所で、知床連山の反対側にもカメラを向けてみましょう。そちらに広がるのはなだらかな丘で、放牧地のような風景となっています。
視界の奥には「オホーツク海」が見え、目を向けてみると「あの丘の下には何があるんだろう」と思わずにはいられません。思わずオホーツク海に向かって駆け下りたくなる風景です。
もちろん、高架木道の下には降りられません。そもそもヒグマの生息エリアであるため危険で、「ヒグマの心配無用」で「自然のお手軽撮影」という趣旨から外れてしまいます。
高架木道の上から、安全に撮影を楽しんでください。
知床五湖の高架木道が続いているのは、五つの湖のうち、最初の湖である「一湖」まで。その湖の手前にあるのが「湖畔展望台」。
この湖畔展望台から見た一湖の景色は、まさに今回の主役です!撮影対象からは外せません。
上の写真だと水面が波立っていますが、運良く風のない日に訪れられたら、湖面に知床連山が写りこんだ景色が見られます。晴れた日だと、青空も水面に写るので、とても清々しい気分になるでしょう。ヒグマが心配でそんな気分にはなれない、といったことはありません。
また、ここは季節ごとに撮ってみることをオススメします。夏は緑豊かな景観ですが、秋には周囲に紅葉が広がる一湖を見られます。
同じ場所でちがう色彩をカメラに収めたら、楽しいのではないでしょうか?
湖畔展望台にて、歩いてきた道を眺めてみると、これもまた絶景です。
やや小高いゆるやかな丘の上に、遠目ながらも存在感を放つ高架木道。人工物でありながら、木造であるため周囲の自然と調和しているのがわかります。
この景観を、広角域で全体を撮ってみるのもいいですし、ズームして望遠域で景色の一部を切り取ってみるのもいいでしょう。いろんな撮り方を試してみてください。
カメラに詳しくないと、自然の風景を撮影するときにカメラの設定をどうすべきか、迷うことになると思います。そんなときは、オート設定による撮影モードを活用しましょう。
手軽な風景撮影にピッタリなのが、「シーンモード」の中にある「風景」の設定です。これは大抵のカメラに搭載されている撮影モードで、この設定を選んでおくと、ピントさえ外れなければ風景撮影で大きな失敗をせずに済みます。
手前から奥までピントのあった、くっきりした写真が出来上がります。
知床五湖の高架木道は一湖のある場所までとなっていますが、手軽に自然の撮影ができる観光スポットです!今回した特定の風景を紹介いたしましたが、それ以外にも、歩いた分だけ写真に残したい風景に出会えます。
また、運が良ければ、高架木道の下を歩くヒグマを見られるかもしれません。そのときは安全であることを活用し、ぜひ撮影してみてください。
アクセスについては、斜里町側からでも羅臼町側からでも、国道334号線を走っていきます。「知床自然センター」がある場所にて、道々93号線が分岐していますので、そちらへと進んでください。その先に、知床五湖があります。
その他、公共機関でのアクセスについては、関連MEMOのリンク先をご参照願います。
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