屋久島・太忠岳!世界遺産の空にそびえる天柱石を目指して!

屋久島・太忠岳!世界遺産の空にそびえる天柱石を目指して!

更新日:2015/08/08 19:06

LUIのプロフィール写真 LUI アマチュア写真家
鹿児島県の屋久島は宮之浦岳をはじめ、登山愛好者たちの心をつかむ登山ルートがいっぱいあります。
その中でもゴールに待っている奇岩・天柱石が織りなす絶景と、その道中の魅力にあふれているのが太忠岳登山。
標高1497mの太忠岳登山には、屋久杉だけではない、屋久島の自然があふれています。

未来の屋久杉候補たちの森、小花山エリア

未来の屋久杉候補たちの森、小花山エリア

写真:LUI

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太忠岳登山は安房港から車で約16kmの、ヤクスギランドの入り口がスタート地点となります。ヤクスギランド入口から片道約3時間30分ほどが、ゆっくりとした行程の目安です。

最初の見どころは小花山です。
ヤクスギランド入口から歩き始めて1時間ほどのところにあります。

小花山の場所は「昔の屋久杉伐採」の説明板が目印です。
ここのエリアには屋久杉はありませんが、将来の屋久杉候補の大木が数多く、大木であったことを容易に想像させる株、そして若い木が広がり森の世代の循環を感じさせる空間です。

沢のせせらぎを見守る屋久杉、釈迦杉

沢のせせらぎを見守る屋久杉、釈迦杉

写真:LUI

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小花山から歩いて30分ほど、天文の森の休憩スペースを過ぎてすぐの沢のそばに釈迦杉があります。

釈迦杉は樹齢千年以上の屋久杉です。幹回りが太く、大きなこぶを持つ釈迦杉は、それを屋久杉と知らなくても目にした人々を立ち止まらせる風格を持ち合わせています。
沢で給水してこの風景を前にしばし休憩はいかがでしょうか?

釈迦杉を過ぎてからは、太忠岳を目指して登りが続きます。
途中にはロープを使って登るところもあるので、注意しながら進んでください。

屋久島の空にそびえる巨石、天柱石との対面!

屋久島の空にそびえる巨石、天柱石との対面!

写真:LUI

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釈迦杉から少し歩いて世界遺産エリアに立ち入り、1時間30分ほどでついにゴール地点の太忠岳の天柱石に出会うことができます。
その姿は名前の通りまさに天にそびえたつ柱。山の上に突如現れるその姿には、ただただ驚きの一言です。写真のような大きな石が周囲とのバランスによって、天に向けてまっすぐに伸びているのです。
訪れた人はこの光景を生み出した自然のすごさ、力強さをその目で感じる事になるでしょう。

奇岩!太忠岳・天柱石の足元へ

奇岩!太忠岳・天柱石の足元へ

写真:LUI

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太忠岳登山のゴールであり、ハイライトの天柱石はすぐそばまで行くことができます。
近くに立つとその岩の姿に圧倒されることでしょう。

それもそのはず、なんと高さは50m!普段見ることもないようなサイズの大きな岩が山頂にそびえたっているのを見ると、どうやってこんな大きな岩がここにこんな姿で立っているのだろう?とかいろいろと考えてしまいます。それもまたここでの楽しみ方の一つになります。

山登りのご褒美!太忠岳・標高1497mからの大パノラマ

山登りのご褒美!太忠岳・標高1497mからの大パノラマ

写真:LUI

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天柱石のすぐそばには、まるでテラスのような平たい大きな石があり、ロープを登っていくことができます。ここからの展望は今までの登り道の苦労に対するまさにご褒美です。
すぐ側を見上げれば大きくそびえたつ天柱石、足元には標高1497mから見下ろす世界遺産の屋久島の深い森、見渡せば屋久島の山々、雲がなければ海や水平線まで見渡すことができます。
ここでの景色は人気でゆっくり時間を過ごす人が多いです。

おわりに 太忠岳登山の注意点

太忠岳登山は行程時間は縄文杉ルートよりも短いですが、その大半が登り道でところどころ補助用ロープを使うところもありますので、登山になれていない方は安全を期してガイドさんを頼むことをお勧めします。また、登山経験者の方も登山テープも案内板も整備されていて、それほど難易度が高いルートではありませんが、より屋久島の自然を知って、楽しむ事ができることから、ガイドさん付きをお勧めします。

登山道にはトイレはなく、ゴミ箱もないので携帯トイレを持参して、ゴミも持ち帰り、登山マナーを守って楽しい登山にしてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/02 訪問

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