これぞ聖地!気軽に行ける四日市工場夜景スポット3選

これぞ聖地!気軽に行ける四日市工場夜景スポット3選

更新日:2017/10/31 13:38

風祭 哲哉のプロフィール写真 風祭 哲哉 B級スポットライター、物語ツーリズムライター、青春18きっぷ伝道師
四日市といえば日本の工場夜景の中でも聖地と呼ばれるほど幻想的な光景として有名。
日本の5大工場夜景は、室蘭、川崎、四日市、北九州、山口の周南の5ヶ所と言われていますが、四日市工場夜景はその中でもトップクラスの迫力があると言われています。
規模も大きく見どころも多い四日市の工場夜景ですが、車なしの旅行でも楽しむことができるよう、公共交通機関と徒歩で行ける工場夜景のベストスポットを3つ紹介します。

四日市工場夜景のスタートは展望台「うみてらす14」から

四日市工場夜景のスタートは展望台「うみてらす14」から

写真:風祭 哲哉

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四日市工場夜景めぐりのスタートはJR四日市駅から。JRの関西本線に乗って名古屋方面へ一つめ、JR富田浜駅から徒歩15分のところにあるのが「うみてらす14」。
うみてらす14、というのは四日市港開港100周年を記念して建設された四日市港ポートビルの14階にある展望室のことで、山や丘などが沿岸にほとんどない四日市で、唯一プラント群を見下ろすことができるスポットなのです。

エレベーターに乗って14階まで行くとそこが展望フロア。ここから有料ゾーンとなります。週末以外は開館時間が午後5時までなので、夜景の時間前に閉まってしまうことが多いのですが、金曜、土曜などの週末は午後9時まで空いていますので、週末に夜景を楽しむなら必見のスポットです。詳しくはHPでご確認ください。

四日市工場夜景のスタートは展望台「うみてらす14」から

写真:風祭 哲哉

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時間があれば地上100mから見下ろす工場群が、夕景からだんだんと夜景に移り変わっていく様子をじっくりと眺めるのもお勧め。
ただしカップルや家族連れがたくさん来ることもあるので、混雑時は長い時間同じ場所をひとり占めすることなく、譲り合いの精神で鑑賞しましょう。

四日市工場夜景のスタートは展望台「うみてらす14」から

写真:風祭 哲哉

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日が暮れていくにつれ、窓の外に広がっていた青が少しずつ緑に変わっていくのがわかります。ここからは眼下に緑にそまったプラントが数多く見られるのが特徴です。

この「うみてらす14」から夜景写真を撮影する場合、展望台の中から窓ごしの撮影になるので室内照明の映り込み対策が必要となります。受付で暗幕を貸してもらえますのでそれを利用するといいでしょう。

<うみてらす14の基本情報>
住所:三重県四日市市霞二丁目1−1 四日市港ポートビル
電話番号:059-366-7006
アクセス:JR関西本線「富田浜駅」下車徒歩約15分

対岸から見る工場夜景と水面の反射光が美しい霞ヶ浦エリア

対岸から見る工場夜景と水面の反射光が美しい霞ヶ浦エリア

写真:風祭 哲哉

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うみてらす14からの夜景を堪能した後は、四日市の工場夜景が楽しめる沿岸沿いを歩き、絶景ポイントに立ち寄りながら四日市の市街へ戻るのがおすすめ。まずは霞ヶ浦緑地エリアへ向かいます。

ここは四日市ドームや競輪場などがある沿岸沿いの緑地から、対岸のプラント群を望むことができるスポットで、うみてらす14から徒歩30分ほど。

対岸から見る工場夜景と水面の反射光が美しい霞ヶ浦エリア

写真:風祭 哲哉

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ここは対岸から見る美しいプラントと、その照明が反射する水面が一緒に眺められるスポットで、赤く染まったたくさんの保税タンク群が見られることでも人気です。まるでこのタンクのうしろからゴジラやウルトラマンが登場しても不思議でないような独特の雰囲気を醸し出しています。

緑地内は照明も少なく暗い場所もありますが、ドーム周辺の沿岸沿いに出ると釣り人やジョギングをしている人もいますので、比較的早い時間であれば安心して訪問できるスポットです。沿岸をゆっくり歩きながら夜景を堪能してください。

四日市工場夜景のハイライト、大正橋付近へ。

四日市工場夜景のハイライト、大正橋付近へ。

写真:風祭 哲哉

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四日市ドーム周辺からいったん名四国道(国道23号線)に出て南へ歩くこと約30分、四日市の工場夜景の中でも屈指の美しさと言われるスポット、大正橋へと到着します。

最初に目に入ってくるのは川沿いの堤防に隣接して設置されている昭和炭酸の銀色の無機質なタンク。複雑な配管も目の前でじっくり眺めることができます。

四日市工場夜景のハイライト、大正橋付近へ。

写真:風祭 哲哉

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大正橋から延びる川沿いの道を海側へ歩くとコスモ石油四日市製油所の巨大なプラント群がだんだんとその全貌を現します。
ここは全体のバランスが、なんとも美しいのです。軍艦島ではありませんが、まるで巨大な戦艦のようにも見えます。あるいは煙突の1本1本をビルに見立てれば、マンハッタンの夜景のようにも見えてきます。

気軽に行ける四日市工場夜景モデルコースは所要3〜4時間

気軽に行ける四日市工場夜景モデルコースは所要3〜4時間

写真:風祭 哲哉

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大正橋の堤防沿いの夜景を堪能したあとはゴールのJR四日市駅まで徒歩15分ほど。これでお勧めのモデルコースは終了です。ただしJRの四日市駅は市街地から1キロほど離れているため、ホテルや繁華街の並ぶ近鉄四日市駅周辺まではさらに15分程歩くか、路線バスでの移動が必要です。

以上のコースの移動時間や鑑賞時間を含めた所要時間は3〜4時間、それでも四日市工場夜景の魅力は十分堪能できます。また列車と徒歩の移動に限定していますので、クルマがなくても大丈夫。遠方からの旅行者でもチャレンジすることができます。

四日市工場夜景スポットとしてもう一つよく挙げられるのが、市内南部の鈴鹿川河口南側、塩浜エリア。ここはその規模もさることながら、工場を間近に眺めることができるスポットでとして有名なのですが、公共交通機関も少なく、また市内から離れているため今回のコースからは割愛しました。
ただタクシーを利用したり、四日市市のレンタサイクルを利用すれば塩浜地区までアクセスすることも可能ですので、もっと楽しみたい、という方はぜひチャレンジしてみてください。

いざ工場夜景の聖地、四日市へ。

工場夜景ファンの間で「聖地」とも呼ばれる四日市ですが、コアなファンでなくても思わず工場夜景萌えしてしまうほどの迫力あるスポットに気軽にアクセスできるのがこの四日市工場夜景の特徴です。

ぜひ、一度その魅力を味わいに訪れてみてください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/02 訪問

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