高野山宿坊に泊まるならココ!“お庭が素敵”な「西禅院」へ!

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高野山宿坊に泊まるならココ!“お庭が素敵”な「西禅院」へ!

高野山宿坊に泊まるならココ!“お庭が素敵”な「西禅院」へ!

更新日:2015/05/20 09:58

中井 靖のプロフィール写真 中井 靖 お遍路ナビゲーター

高野山にある宿坊は現在52坊。
その中でどの宿坊に泊まろうか?と悩む人も多いハズ。宿坊によってそれぞれ特色がある中で、今回は宿坊初心者にも優しく、アットホームな雰囲気が魅力の「西禅院(さいぜんいん)」をご紹介!!何より高野山で一番若いご住職が自らお寺の見どころを説明してくれる「宿泊者に近いお寺」なのです!
価格的にもリーズナブルで宿坊ならではの風情が楽しめるお寺の魅力に迫ってみましょう。

まだまだ続く高野山の記念行事!2015年はぜひ高野山へ!!

提供元:後藤慈延(西禅院住職)

http://www.koya.or.jp/地図を見る

2015年は弘法大師空海が高野山を開創して1200年目。
高野山ではその節目を迎えるにあたり、4月2日から5月21日まで50日間の「開創記念大法会」が毎日行われていました。
この大法会期間が過ぎた後でも高野山では、7月5日(日)まで公開されている「高野山の御神宝」や8月28日(金)〜30日(日)の「壇上伽藍国宝 不動堂 内部 特別公開」、10月31日(土)〜11月8日(日)の「徳川家霊台 内部 特別公開」などまだまだ行事が続きますので、記念の年にぜひ高野山にお参りすることをお勧めします。

写真は5月13日に開催された檀上伽藍での3Dプロジェクションマッピングの様子であり、大日如来が根本大塔に浮き出た場面です。

なお、今回ご紹介の宿坊「西禅院」は高野山の中心である檀上伽藍から至近距離にあり、移動も便利でおススメできる宿坊と言えます。

松下幸之助が愛した宿坊は寺格が高い古刹!

写真:中井 靖

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檀上伽藍の北側(真裏)に位置する西禅院。
正門前に立つと右手に「見真大師古跡坊」と刻まれた石塔が目に入ってきます。お寺はその昔、浄土真宗の開祖・親鸞上人(見真大師)がこの地にあった阿弥陀堂に逗留。その跡地に西禅院は建っています。
ご本尊の阿弥陀如来はその阿弥陀堂にあったものと伝わり、西禅院自体も今から約850年以上前に建立された古刹です。

門前にある小川のせせらぎを見ながら、門をくぐると広々とした前庭が広がります。聞こえてくるのは鳥のさえずりと自身の足音のみ。玄関に差し掛かると奥から足音を聞きつけた役僧と呼ばれるお坊さんが出て来られます。その中には時折、ご住職が自ら出迎えてくれることもあります。
受付を済ましてふと頭上を見るとそこには江戸時代に実際に使用された「籠」が天井からぶら下げられています。今でも使用できそうな朱色の籠は、当時の寺格の高さを示しています。
通されるお部屋は隅々まできれいに掃除が行き届いていて、一般のホテルや旅館と変わりありませんのでご安心ください。

重森三玲が作庭した“自慢の三庭園”は国の登録記念物!

写真:中井 靖

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西禅院には自慢の庭園がたくさんあります。
宿坊の広さは52坊の中でも小規模ですが、庭園数が多く、手入れが行き届いた落ち着きのあるお寺といえます。
中でも国の登録記念物となっている三庭園が自慢。昭和26年から28年にかけて作られた庭は京都の東福寺方丈庭園、大徳寺山内瑞奉院庭園、松尾大社庭園などを手掛けた昭和を代表する作庭家・重森三玲(しげもりみれい)氏の作。メインの庭園は新書院の部屋に面し、力強い石組みとモダンな苔の地割りで構成される枯山水庭園です。この庭園は高野山(八峰)全体を表現した世界で、岩は八葉の峰(今来峰・宝珠峰・鉢伏山・弁天岳・姑射山・転軸山・楊柳山・摩尼山)と呼ばれる峰々を表し、コケは八峰にかかる雲海を表したものとなっています。
一方で枯山水とは一線を画し、豊富な高野山の地下水を利用した庭園なども見逃せません。これらの庭園はお寺の方が案内してくれますので気軽に声を掛けてみましょう!

写真はメインの庭園です。パナソニック創業者である松下幸之助氏が長期滞在した茶室(特別室)から見た庭園は新書院から見る風景とはひと味違った眺めとなっています。

早朝の本堂に響き渡る読経の声は荘厳!

写真:中井 靖

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宿坊に泊まってぜひ体験したいのが早朝の勤行です。
普段目にすることがほとんどない僧侶の読経を至近距離から見る風景は感動すること間違いありません!
さて西禅院の勤行は朝6時半ですが、6時過ぎには本堂が開いていますので、興味のある方は集合時間よりも早めに行って、本堂の中を見て回りましょう。頭上にはたくさんの献灯が並び厳かな雰囲気です。
6時半を過ぎると導師(住職)が入堂され、勤行が始まります。住職の声が脇を固める二人の僧侶と同調しながら早朝の本堂内にこだまします。声のキーが少し高めでテノール調の読経は聞き応え十分のすばらしい勤行であり、参加者の体の中に「スッ」と入り込むことでしょう。

勤行が終わると住職の法話が始まります。法話の内容は前日にお決めになるようで、日常では思いつかない非常にありがたい法話を聞かせていただけます。ちなみに、筆者が参加した日は「皆さんは信心を持っていますか?」というお題でした。
参加者が多い日などは予定時間をオーバーすることもあるとか。なお朝の勤行は任意参加です。ご自身の当日の体調と相談して参加してください。

高野山でのお泊りは当院へ!

写真:中井 靖

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ここで西禅院住職・後藤慈延さんからメッセージを頂戴しておりますので紹介します。

『西禅院は壇上伽藍に程近い場所にあり、お参りには最適なお寺です。また当院からは大塔が一望でき、夜のライトアップなどを見に行くのに大変便利です。精進料理に関しては、調味料を抑えて食材の味を生かし、昔から伝わる当院伝統の技と心を受け継ぎ、工夫を重ねた料理となっています。ぜひご賞味ください。
また当院では朝の勤行のほか、写経や阿字観体験、本堂では護摩祈祷も受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。ぜひ高野山宿坊・西禅院で静かな夜をお迎えいただき、鐘の音色を聞きながらごゆっくりお休みください。皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。 合掌』

宿坊ならではのおもてなしを楽しみましょう!

いかがでしたか?

西禅院は他にも見どころがたくさんあります。
お部屋に掛けられている掛け軸は大変貴重なものが多く、食堂にある襖絵や額装も文化財クラスの見事なものです。何気に見るのでなく、興味あるものについて、気軽に質問してみましょう。
精進料理については西禅院伝統のすばらしい味を堪能しましょう。また食事中、ご住職が食堂に姿を見せますので、楽しい会話を楽しむこともできます。

高野山の宿坊選びの基準はいろいろありますが、目で見る楽しさ、お話しを聞く楽しさ、料理に舌鼓を打つ楽しさが備わった西禅院をおススメします。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/04/23−2015/04/24 訪問

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