韓国歴史ドラマの世界にタイムスリップできる景福宮の魅力

韓国歴史ドラマの世界にタイムスリップできる景福宮の魅力

更新日:2018/07/24 17:46

ソウル市内で有数の観光スポットである景福宮(キョンボックン)。
朝鮮王朝時代(1392年〜1910年)の正宮であり、政務や王の生活の場として有名な場所です。
韓国歴史ドラマの舞台としてよく登場するので、『イ・サン』や『トンイ』などをご覧になったことがある方は一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?
韓国ドラマファンはもちろん、歴史ファンにもオススメの景福宮。その見どころをご紹介します。

ソウル市内各地からアクセスしやすい立地が魅力。

ソウル市内各地からアクセスしやすい立地が魅力。
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景福宮は、ソウル市庁からおよそ1キロほど北に位置します。
都会のど真ん中にあるので凄く不思議なのですが、光化門から中に入ると朝鮮時代へのタイプスリップが始まります。

ソウル市内からはどこからでもアクセスもいいので、明洞(ミョンドン)界隈でのショッピングの合間や、三清洞(サムチョンドン)、仁寺洞(インサドン)、北村(プッチョン)も徒歩圏内なので周辺の観光も同時に楽しめます。

時間がたっぷりある方は、朝鮮王朝時代の王様の政治や暮らしぶりがよくわかる宮殿の内部をじっくり巡ってみるのがベストです。

ショッピングや他の観光地も色々とまわりたいし、あまり時間が取れないという方は、毎時00分に行われる「王宮守門将交代儀式」だけでも見る価値があります。

光化門広場では、まずは世宗(セジョン)大王の銅像がお出迎え。

光化門広場では、まずは世宗(セジョン)大王の銅像がお出迎え。
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景福宮は地下鉄3号線「景福宮」駅からはスグですが、少し手前の「光化門」あたりからお散歩がてらに歩いて行くのをお勧めします。
地下鉄5号線「光化門」駅を出ると、「光化門広場」が目の前に広がってきます。
もともとは16車線あった道路を6車線減らして整備し、2009年8月に完成した広場です。

朝鮮王朝・第4代王である世宗(セジョン)大王は、ハングル文字を作ったことでも有名です。
この銅像の歴史は意外と浅く、2009年10月9日(ハングルの日)に合わせて初披露されました。

また、銅像の周囲は「噴水12・23」と呼ばれる噴水があり、夏場は子供たちの格好の水遊びの場としても親しまれています。

多くの車が行き交う先に見えるのが光化門。

多くの車が行き交う先に見えるのが光化門。
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周辺は高層ビルも立ち並び、10車線ある道路はいつも車でいっぱい。
そんなソウルの都会のど真ん中にあるのが「光化門(クァンファムン)」です。
ちょっと場違いな雰囲気になりそうですが、不思議とマッチしているのです。

光化門は景福宮の正門として1295年に創建されました。
1592年と1950年の二度焼失し、1968年に鉄筋コンクリートで復元されたこともあったそうですが、2010年8月に当時の姿に復元されました。

静かに見ていたくなる「王宮守門将交代儀式」。

静かに見ていたくなる「王宮守門将交代儀式」。
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毎時00分になると「王宮守門将交代儀式」があります。(10時〜16時)
簡単に言うと、日本で言うところの「大名行列」みたいなものです。
儀式は10分くらいで、光化門と興礼門の間で行われます。
色とりどりの衣装を着た人々の列は見ごたえがあり、まるで韓国歴史ドラマに入り込んだような気持ちになります。
また式が終わると、光化門の周りに数名は常駐するので、その方々との記念撮影も可能です。

こちらは景福宮に入場しなくても観覧することが可能です。
景福宮をゆっくり見て回る時間がない…なんていう場合はこちらの式だけでも見てみるというのはいかがですか?

それぞれの役割を持った建物が立ち並ぶ宮殿。

それぞれの役割を持った建物が立ち並ぶ宮殿。
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建ち並ぶ建造物も大きな見どころです。
「勤政殿」は儀式・国家行事が行われた宮廷の中心で、韓国の国宝第223号に指定されています。
「思政殿」は国政が行われたところ。「康寧殿」は王の寝所で、「交泰殿」は王女の寝所・・・とここでは書ききれませんが、それぞれの建造物が何をする場所だったのかを知りながら見ると、より一層楽しめます。
お隣の国ですが、日本の史跡とは全く違う雰囲気が醸し出されています。

上の写真は勤政殿です。

おすすめポイント。

全体的に当時の建物がそのまま…というのは少ないですが、忠実に再建されているのでその時代の雰囲気は十分に味わえます。

春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪…と四季折々で全く雰囲気を味わうことが出来ます。
また期間限定で夜間拝観を行っている時期もあります。ライトアップされた宮殿は昼間とは全く違った雰囲気です。

日本語での無料ガイドもあり、1時間ほどかけて宮殿内を案内してもらえます。
見どころや建物の機能の説明など詳しく聞くことができます。パンフレットを見ながら自分たちで見て回るのも楽しいですが、ガイドさんの話を聞きながら回っていくのもおススメです。

掲載内容は執筆時点のものです。

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