写真:Hiroko Oji
地図を見るブレッド湖はスロベニアの首都リュブリャナからバスで1時間20分ほど。周囲は約6キロメートルの大きさで、その周りを歩いて一周できる遊歩道が整備されています。
バスでやってくると湖の東側から入ることになります。この辺りにはホテルやレストランがたくさん建ち並び、観光客で賑わっています。近くにはお花いっぱいの公園があり、奥には真っ白い尖塔を持った聖マルティヌス教会、さらにその奥にある断崖の上にはブレッド城が控えています。湖面に映るその眺めを楽しみながら、湖畔沿いを時計回りに進んでいきましょう。
途中、山道に入る表示があり、そこを上って行くとブレッド湖を丸ごと見下ろせるビューポイントに辿り着きます。インフォメーションでもらえる地図にはパノラマポイントがいくつか紹介されているので、参考にしてくださいね。
ここにはベンチが置かれていますので、湖に浮かぶ小島、背後のアルプスの山々の眺めをゆっくり楽しんでください。
では、この後、ブレッド湖に浮かぶ小島の教会に行ってみることにしましょう。
写真:Hiroko Oji
地図を見るブレッド湖に浮かぶ小島に聖マリア教会(聖母被昇天教会)ができたのは8〜9世紀のこと、現在の白い塔を持つ教会は17世紀に改築されています。
湖畔には何か所か船着き場があり、10人程度集まれば、手漕ぎのボートで小島へ運んでくれます。島に着いたら目の前の99段の階段を上って行きましょう。ここではぜひ、1534年に建てられた鐘楼の鐘を鳴らしてくださいね。鳴らすと願いがかなうといわれているものです。
島には、教会とお土産物屋があるだけ。ですが、この島からの眺めも格別です。緑の木々の間から突き出る断崖のてっぺんのお城、湖畔沿いの美しい緑豊かな風景、その背後に控える丘や遠くのアルプスの山並み!この眺めだけでも身も心も癒されることでしょう。また、湖水は美しいエメラルドグリーンで澄みきり、たくさんの泳ぐお魚の姿が目を楽しませてくれますよ。
ここからの眺めを楽しんだら、来た時と同じボートで湖畔へ戻りましょう。
写真:Hiroko Oji
地図を見るブレッド城は、緑に囲まれた町と湖を一望する展望地として人気があり、城内のレストランは観光客でにぎわっています。11世紀初めの創建とされ、16世紀初めの地震で大きな被害を受け、改築されたとのことです。ロマネスク様式とゴシック様式の外観をもち、現在は歴史博物館として、戦いの歴史や城主の調度品など展示され一般公開されています。
城内には、ワインセラーや印刷に関する展示室、可愛らしい礼拝堂もありますので、ぜひご覧くださいね。
お城への登り口は、湖畔沿いの遊歩道沿い、そして聖マルティヌス教会近く、お城の北側の麓からと何か所かあります。自分の足で上るもよし、観光列車や馬車で上るもよし、お好きな方法でお城へ行ってください。
写真:Hiroko Oji
地図を見るブレッド湖のバス停から1日1便往復するバスに乗れば、簡単に日帰りのできるヴィントガル渓谷。
ヴィントガル渓谷はラドヴナ川の渓流で、岩の間に取り付けられた木の遊歩道に沿って歩いていくと次から次へと小さな滝が現れます。
渓流の水は澄み切ったきれいな水、よく見ると小さな魚が泳いでいます。
心地よい水の流れの音を聞きながら1.6キロメートルの谷間を抜けると、シューム滝に辿り着きます。落下幅が13メートルのシューム滝は、スロベニア最大の滝、この滝の前でたっぷりマイナスイオンを浴びてくださいね。
帰りは、バスに乗ってブレッド湖に帰ってもよいのですが、のんびりとブレッド湖を目指して歩いても1時間かかりません。途中の長閑な村の風景や、ユリアンアルプスの山をバックにした草原の眺めを楽しみながら歩かれることをお勧めします。
写真:Hiroko Oji
地図を見るブレッド湖の町並みは洗練された建物やお店が建ち並ぶハイセンスな所なのですが、5分も歩けば、その周りに長閑な牧草地が広がります。お花が咲き乱れ、刈り取られた牧草がクリームコロンのようなロールに纏められて牧草地に点在する風景ものんびりした気持ちにさせてくれます。
遠くにはユリアンアルプスの山並みが見渡せ、麓の村は、お花でいっぱいの広々としたお庭を持つ民家が続く。。。このような風景の中をどうぞ心ゆくまで満喫していただきたいと願っています。
スロベニアの魅力は自然の美しさそのものです。山の風景をバックに、緑に囲まれた湖畔で数日滞在すると身も心も癒されるに違いありません。湖の眺めを楽しめるホテルやレストランがたくさんありますので、ぜひご宿泊を!そして、素敵な思い出を作ってくださいね。
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(2024/4/23更新)
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