ガーデンファン憧れの聖地、イギリス「シシングハーストキャッスルガーデン」

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ガーデンファン憧れの聖地、イギリス「シシングハーストキャッスルガーデン」

ガーデンファン憧れの聖地、イギリス「シシングハーストキャッスルガーデン」

更新日:2015/05/29 18:02

北ノ峰 セイコのプロフィール写真 北ノ峰 セイコ

貴族の邸宅だったマナーハウス。その庭の中には、名園としてガーデニング大国イギリスの観光名所となっているところが多々あります。

その中でも、イギリス国内はもちろん、世界中のガーデンファン達の間で、一度は訪れたい聖地のような存在となっているガーデンがあります。そんな名園中の名園の一つ、ロンドン南東の郊外にある「シシングハーストキャッスルガーデン」の見どころをご紹介します。

シシングハーストキャッスルの歴史

写真:北ノ峰 セイコ

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シシングハーストキャッスル(Sissinghurst Castle)は、13世紀に建てられたマナーハウスが始まり。ただし、現在では当時の建物は残っておらず、堀だけがその名残となっています。16世紀ごろから「キャッスル」と呼ばれるような、大きな建物が増築されたものの、徐々に荒廃。18世紀には捕虜収容施設としても使われました。

マナーハウスには花であふれる観賞用の庭だけでなく、畑や牧草地もあることが多く、シシングハーストキャッスルも同様。豚小屋がギフトショップ、ホップ乾燥小屋がチケット売り場、とかつての建物が有効利用されています。

※写真は元ホップ乾燥小屋。

最初に植えられた花

写真:北ノ峰 セイコ

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1930年、廃墟のようになっていたキャッスルを購入したのが、作家で詩人のヴィタ・サックヴィル=ウェストと、外交官の夫ハロルド・ニコルソンでした。

夫妻によって整えられていった庭は、どのコーナーも必見ですが、その中でもはずせないスポットの一つが「コテージガーデン」。ここでは、夫妻が暮らしたコテージの壁につたう花をお見逃しなく!

「マダム・アルフレッド・キャリエール」というオールドローズで、夫妻がシシングハーストキャッスルの購入を決めて、最初に植えた記念すべき花なのです。その白い花は、庭全体の、暖色系の明るい色の花の中でも、目を引きます。

聖地中の聖地、必見の「ホワイトガーデン」

写真:北ノ峰 セイコ

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そして、絶対にはずせないのが「ホワイトガーデン」です。シシングハーストキャッスルガーデンの中で最も有名で、象徴的存在となっている場所です。

1950年まではローズガーデンでしたが、手狭になったため、バラを移植。残っていた、夫妻ともに好きだった白いグラジオラスや白いアイリスを見つけて、白い花ばかりを集めたコーナーにするというアイディアが浮かんだのだとか。

白い花と緑の葉。派手ではない、凛とした美しさが感じられる、すがすがしい一画です。

「ホワイトガーデン」のシンボル

写真:北ノ峰 セイコ

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「ホワイトガーデン」の中心にあるのが「ロサムリガニー」というランブラーローズ。こんもりと、パラソル型に整えられたその姿は、シンボルツリーにふさわしい、際立つ存在感を漂わせます。6月下旬から7月上旬ごろに見頃を迎える花は、たわわに実るように咲き、とにかく見事!

上から見ても美しい庭

写真:北ノ峰 セイコ

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敷地内の塔には上ることができますので、上からのガーデンの眺めもぜひ楽しんでください。芝の生け垣やレンガの塀で区切られたコーナーを部屋に見立て、「部屋」ごとに決めたテーマや色に沿って、庭が造られたことがよくわかります。

「部屋」のレイアウトを設計したハロルドと、花であふれるロマンティックな庭造りに専念したヴィタとの夫婦の共同作品である、と改めて感じられます。

また、遠くまで平野の続く、イギリスらしい、緑の風景もお楽しみください。

アクセスなど

他にもハーブガーデン、ローズガーデンなどもありますので、ゆっくり回って、お気に入りの「部屋」を探してみてください。

ロンドンから車で約1時間、電車でもロンドンのチャーリングクロス駅(Charing Cross)から最寄のステープルハースト駅(Staplehurst)まで1時間ほど乗り、さらに駅からタクシーで15分程度、とロンドンから日帰りで訪れることができます。ロンドンからの日帰りバスツアーなどもあるのでそれを利用するのもおすすめですよ。

掲載内容は執筆時点のものです。

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