筑波山(茨城)を「筑波山きっぷ」でお得に奇妙にハイキング!

筑波山(茨城)を「筑波山きっぷ」でお得に奇妙にハイキング!

更新日:2017/04/21 12:58

茨城県のシンボルとなっている筑波山は、主に男体山と女体山で形造られ、浮世絵の巨匠・歌川広重もその佇まいを好んで描いた山で知られています。
過去には様々な文化人が来訪し、かの昭和天皇も行幸、ご登拝なされました。

ただ、筑波山は日本100名山に選ばれるほど有名な山ですが、ちょっと変わった山なんです・・・今回はハイキングにお得な「筑波山きっぷ」と共に、筑波山の奇妙な見所を御紹介します!

筑波山きっぷがおススメ!貴方は歩く?それとも…

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筑波山を登る方法は主に南ルートと東ルートを選ぶことになります。
山というからに汗水流しながら登ることを想像されたと思いますが、双方のルートともに、ケーブルカーとロープウェイが用意されており、なんとものの5分程度で登ることが可能なのです。
これは小さなお子さん連れでも安心ですね。

ここで一つ、「筑波山きっぷ」という便利なものがあるのはご存知ですか?
これは、JR秋葉原駅(東京都、つくばエクスプレスの出発点)〜筑波山山頂まで4300円で訪れることができるというお得なきっぷなのです。

【筑波山きっぷで利用できる乗り物】
・つくばエクスプレス往復乗車
・直行筑波山シャトルバス(つくばセンター〜筑波山神社入り口前〜つつじヶ丘)
・ケーブルカー、ロープウエイ乗り放題
※二日間有効

中でもロープウェイは、あるポイントで少し奇妙な現象が。そして、添乗員の……これは乗ってみてのお楽しみです!

ちょっと怖いが楽しい!筑波山の尖端で記念撮影

ちょっと怖いが楽しい!筑波山の尖端で記念撮影
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「はるとらのを ま白き花の 穂にいでて おもしろきかな 筑波山の道」

昭和天皇御製の歌碑が、筑波山山頂駅を降りた広い広場でお出迎え。
そこで辺りを見渡すことをおススメします。
筑波山の景色は独立峰と思わせるほど、山頂付近の眺めはかなり良いです。
ここでの記念写真は忘れずおさえておきましょう。

さてさらに景色が良いのが、この広場から東方向、ガマ石や母の胎内といった奇妙な石がある方角に歩を進めると到着できる「女体山」。
ここは筑波山の最高峰で、とにかく眺望がすばらしい、風が気持ちいい、そして怖い。

というのも、この場所は斑れい岩(深成岩)で形成されており、見た目、大きな岩がゴロゴロしている状態で、それらを飛び越えながら尖端の景色の良い場所に向かうことになるからです。
ですが、この場所は本当に病みつきになります。

岩の大きさが高かったり、低かったりするので、撮影者は少し高い位置から被写体を捉え、麓全体を構図にいれましょう。
なんだか筑波山全体から祝福されているような、一体感のある記念写真が撮れて面白いかと思います。

また筑波山の見所の一つとして、上記のような変わった巨石が多々ありますので、奇石と記念撮影、なんてのもいいかもしれませんね!

景色がクルクル回ってウマイ倍増!筑波山の食

景色がクルクル回ってウマイ倍増!筑波山の食
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先ほど紹介した昭和天皇御製の歌碑がある広場(筑波山頂駅・御幸ヶ原)で、食事を取ることができます。
が、ここにあるクルクル回るヘンテコリンな建物があるのはご存知ですか?
ここは「コマ展望台」と呼ばれており、建物上部が360°回るというものです。
文字通り、食事をしながら景色を楽しむことができ、食もはかどるかと思います。
ただ、回るタイミングは気まぐれ。
平日回っていないと思えば、休日もやはり回っていない。
故障しているの?と思えば回っていたりと、肩透かし具合が面白いです。

このコマ展望台では、写真のような、けんちんそば(730円)や筑波地鶏親子丼(930円)といった、地元の食材がふんだんに使われた料理を楽しむことができます。
建物が回っているからといって、酔う心配はありませんのでご安心を。
筑波山原産の食を、回る景色を、余すことなく楽しみましょう。

サアサアお立会い!天下無類の軟膏はこちらだよ〜

サアサアお立会い!天下無類の軟膏はこちらだよ〜
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サアサアお立会いの皆様は、ガマの油という傷薬はご存知でしょうか?
こちらにありますは、筑波山でしか取ることができない、秘蔵、希少、天下無類の陣中薬でございます。
さあさあお買い得だよ!

さて上記のようにいってしまえば、万能薬のように感じますが、結局のところ、皮膚荒れを止めキメを整え潤いを与え、べた付かない良く効く軟膏です。

筑波山はガマに始まって、ガマに終わるほどの「ガマ押し」。訪れてみればよく分かるかと思います。
さらに山頂より東には、筑波山最大の謎スポット「ガマランド」なるスポットがあります。
筑波山に来るだいたいの方は一度はここを訪れるというのに、観光案内のパンフレットや公式な資料に一つも載っていないという、文字通り妙で面白い場所です。
一言で言ってしまえば「ガマのテーマパーク」といったところですが、不思議さと懐かしさ満載の場所なので、時間がありましたら是非訪れてみてください。

そしてガマ関連で有名なものが、ガマの口上です。
繁忙期の筑波山全域で見かけることができ、香具師(路上で芸を見せつつ商品を販売する人々)のガマの油を売る謳い文句は滑稽で、一見の価値があります。
ガマ、ガマ、ガマ。ガマの妙技を楽しみましょう。

他にもこんな妙が。

筑波山はどうもガマの口上の影響なのか、コメディーチックで何だか肩の力が抜けるスポットというのが最大の魅力です。
売店にはガマの他に近年、納豆の妖精である「ねば〜る君」が台頭してきています。
筑波山は昔、酵母菌が採集できたことから、そういった発想がでてきたと思いますが、それでもいたるところに、この妙な妖精がいることにこれまた腰の力が抜けてしまいます。

また、麓にはホテルや温泉が数多くあり、日帰り温泉が可能な施設もありますので、この際、筑波山の妙でガマな所でリラックスしてみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/04 訪問

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