写真:やま かづ
地図を見るかつてのマンゴーフリークの定番観光ルートといえば、フルーツの卸売市場「玉井區青果集貨」でカゴ盛りになったマンゴーを見学し、その後、場内でマンゴーかき氷を食べるというものでした。
ところが、市場から延びる中正路沿いには観光客目当てのマンゴーかき氷屋さんが数軒でき、とうとう、玉井の農業をつかさどる日本の農協に当たる「玉井區農會」もマンゴーのアンテナショップをつくっちゃいました。
通常、アンテナショップというのは消費者のニーズをつかむために出店するものですが、この「熱情小子 芒果冰館(マンゴーアイスハウス)」は、潜在的な消費者のマンゴーニーズまでも確実に掘り起こしています。
ショップの正面エントランスには2体のマンゴーキャラクター、駐車場にはたわわに実ったマンゴーの木々。さらに店内のインテリアもメニューも、既に本気モード全開なんです!
写真:やま かづ
地図を見る広い店内の片隅にはマンゴースイーツが並んだショーウィンドウやオーダーカウンターが配置されています。
インテリアのベースになっているカラーはマンゴー色。テーブルの脚、椅子もマンゴー色。壁もマンゴー色。そして、天井では間接照明がおいしそうなマンゴーを浮き立たせています。
この空間に一歩踏み込んだら、もう長時間、長居しちゃうこと間違いなし。さらに、別棟にあるトイレもマンゴー畑をモチーフにしたデザインになっていますので、用を足しに行ったことを忘れてしまいそうです。
写真:やま かづ
地図を見るメニューは当然、玉井の主力商品であるマンゴーを使ったものが中心ですが、余りのその種類の多さに驚いてしまいます。
【メニューの一例】
●主食(ホットミール)
マンゴーのタルタルソースを使ったポークカツレツ
ポークカツレツのカレーライス、マンゴー添え
チキンフライ、マンゴーソース添え(写真)
●軽食
マンゴートースト
マンゴーミルクレープ
マンゴーワッフル
マンゴープリン
マンゴー大福
写真:やま かづ
地図を見るさらに、人気のアイススイーツやドリンク類も数えきれないくらいのラインナップ、胃袋が幾つあっても足りません。
【メニューの一例】
●アイススイーツ
マンゴーかき氷 バリエーション数種類(写真)
マンゴーソフトクリーム
マンゴーアイスバー
新鮮マンゴーの盛り合わせ
●ドリンク
新鮮マンゴージュース
マンゴーミルクジュース
マンゴースムージー
マンゴービール
お土産物としてはドライマンゴー、マンゴープリン、マンゴーヌガーなどがあり、帰国してからでもマンゴーの余韻が楽しめます。
写真:やま かづ
地図を見るショップの向かいには農會が管理しているお客様専用駐車場があります。その植え込みには鑑賞を目的としたマンゴーの木が植えられており、今にも落果しそうなほどマンゴーがたわわに実っています。
赤みを帯びた握りこぶし大のマンゴー、それが、日本では「アップルマンゴー」と呼ばれている愛文(アーウィン)芒果です。通常、一定の大きさになると日焼け防止と自然落果に備えるため袋をかけますが、観賞用のため裸のままになっています。
そしてもう一種類、見るからに大ぶりな黄色いマンゴー、それは、日本で「ペリカンマンゴー」と呼ばれている種類の金煌(ジンホン)芒果です。しかし、残念ながら流通の関係で、日本で見かけることはほとんどありません。
どちらも手の届くところに実をつけています。自然になっているマンゴーなんて、そうそうお目にかかれる機会はありません。この際なのでじっくり観察しちゃいましょう。
「マンゴーの故郷」玉井は、かつては一部のマンゴーフリークの聖地でもありました。しかし、「玉井區農會」が本気を出して「熱情小子 芒果冰館(マンゴーアイスハウス)」をオープンさせましたので、一般の観光客が気軽に立ち寄れる観光スポットになる日が近いかもしれません。
マンゴーフリークもそうでない方も、玉井に行くなら、比較的ゆっくりできる今のうちですよ!
<玉井への行き方>
台湾鉄道の台南駅前の興南客運のバスターミナルより緑幹線の玉井行きバスに乗車。約1時間。
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(2024/4/20更新)
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