昔の京都駅といえば街中から少し離れたイメージがありました。今では、碁盤の目にひろがる街も地下鉄を中心に拡大し、京都市内を囲む山の上から見下ろすと京都タワーあたりがちょうど中心に。さらに京都駅八条口の周辺には、大型ショッピングセンターが誕生し、すっかり変貌を遂げました。
さて、ホテルのある九条は京都駅から地下鉄で一駅。九条界隈は、交通要所に隣接しているにもかかわらず、住宅地が広がり、街中の喧噪から離れているので庶民的な雰囲気が漂っています。
ホテルまでのアクセスは、地下鉄九条駅の4番出口から烏丸通りを下り、烏丸札ノ通りを西に入ったところ。徒歩では6分ほど。右手に小学校があり、なんと今ではめずらしくなった明田湯という銭湯まであります。
その昔、専修学校の寮だった建物を改装してオープンした「ホテル アンテルーム京都」。周辺の街並みにもすっかり溶けこんでいますね。
ホテルの扉を開けると、ここはアートミュージアム?と思わせるGallery9.5の空間がひろがっています。アンテルームとは、控えの間という意味。土地のなかに溶けこみつつ、常に変化しつづける新しい京都のアート発信空間として存在しています。
こちらで、京都を拠点に活躍するアーティストたちの常設作品やアートイベントを無料で堪能できます。ちなみにギャラリーやホテルの部屋を飾る作品は、一部購入もできるんですよ。
Gallery9.5とはホテルが十条と九条の間に立っていることにちなんでいるのだとか。この1階部分はまさに「ホテル アンテルーム京都」の心臓部ともいえます。
ラウンジには、京都一条にある恵文社の本を取り揃えるライブラリーがあるので、ゆったりとソファにくつろぎながら、ガイドブックなどの書物を楽しめます。ほかにもアートグッズが並べられるKIOSKでお買い物もできますよ。無料のコーヒー片手に腰を下ろして見回すと、左前方にギャラリーのアート群、正面にパティオ、右手にはオープンバー兼ラウンジを一望できます。まるで誰かのお家のリビングルームにいるのではないかと錯覚するぐらい。
一日の終わりには、ライブ音楽を無料で楽しめるチャンスもあります。オープンラウンジなので、女性でも気軽に立ち寄れるのが嬉しいスペースです。月替わりのドリンクもあって、飲み物が500円〜、フードが300円〜と、懐にもやさしい。
さて、もともと学生寮だったホテルのお部屋はコンパクトながら、それぞれにオリジナルの家具が設えられ、アートワークも飾ってあるほど手がこんでいます。お部屋のタイプは、シングルルーム、ダブルルーム、ツインルームがあり、全61室。タイプによって、ユニットバス、セパレートタイプと分かれているのでいろいろ選べます。
客室のアメニティーも各種取り揃えられているほか、セルフレンタルのスペースが各階に設けられているので便利。ズボンプレッサー、アイロンなどが自由に使えるので快適なホテルライフを約束してくれますね。1階にはランドリールームもあるので、長期滞在もできそう。
機能的でありながら、テレビ、ミニ冷蔵庫、セーフティボックスなどの配置にも気配りが感じられます。男女とも気に入ること間違いなしのおしゃれ空間です。
またレストラン「Anteroom Meals」での朝食もおすすめ。セルフサービスで、サラダ、スープ、飲み物をトレイにのせている傍らで、日替わりのピタサンドやスムージーのできたてをその場で出してもらえます。
環境負荷の少ない野菜を取り扱う「坂ノ途中」さんから毎日届く旬な食材が並ぶカウンターには、ヨーグルト用の手作りジャムなども並べられていて、どれにしようかと迷ってしまいます。おすすめは、大きな窓の近くのテーブルでの朝食。壁一面にポップアートを楽しめます。
Gallery9.5の展示にあわせて期間限定のカフェがオープンすることがあるので見逃せませんよ。
「ホテル アンテルーム京都」では、全館でWi-Fi対応しており、ラウンジでは無料PC&プリンターも使用できます。ホテルを利用する際は、イベント情報を是非じっくりチェックしてみて。イベントとルームのコラボ企画もあり、一挙両得。伝統と革新の交差する京都でヒップなアートカルチャーと滞在を心ゆくまで楽しんでみましょう。
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(2024/4/20更新)
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