写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見る日本一の広さを誇る琵琶湖は、西をＪＲ湖西線、東をＪＲ琵琶湖線が走り、電車で琵琶湖をぐるっと一周することができます。
今回、訪ねる沖島へは琵琶湖の東側を通るＪＲ琵琶湖線の「近江八幡駅」を下車し、駅北口から出ている近江鉄道バスで揺られること３０分。沖島にいく船の発着港「堀切港」に到着です。
乗船券は船内で発売しているので、早速乗船。
写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見る琵琶湖を船で進むと、まるで海を航海しているような錯覚に陥ります。さすが日本一の湖！
堀切港からすでに見えていた沖島への乗船時間はたったの１０分。あっという間に沖島に上陸です。
沖島は周囲約6.8ｋｍの琵琶湖最大の島で、約３５０人の人が住んでいます。
島民のほとんどが漁業関連の仕事についていることもあり、小さい島ながら漁船が数えきれないくらい停泊していました。
１家に１台ではなく、１隻ですね。
写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見る沖島漁港に到着し、街中歩きを開始。といっても、小さな島なので、歩くところは限られています。
漁港を中心に東西に幹線道路が敷かれていますが、幹線道路といっても、自転車が２台かろうじて行き交うことができるくらいの幅の道路。
そう！沖島には車が走っていないのです。だから、信号もありません。
そして、おじいさんおばあさんの愛用車“三輪車”が往行しています。島民はすれ違いざま、あいさつをしあいつつ、そこから井戸端会議がスタート！話が弾みます。
島民だけでなく、私とすれ違うときも必ず声をかけてくれます。
気さくな島民の皆さんが沖島の見どころを教えてくれるので、ぜひあいさつしてみてください！
写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見る島には郵便局や建設会社、電気工事の会社などいろいろあります。
もちろん小学校もあります。なかなかの規模。
先ほど、すれ違った島民から
「近江八幡市立沖島小学校と公民館の間にコンクリートの階段があって、そこを登りきると琵琶湖を一望できて気持ちいいよ」
とアドバイスがあったので、早速登ってみました。
息を切らせながら登ること１０分。振り返るとキラキラと光る琵琶湖に比良山系の美しい眺望が広がっています。
あ～登ってきてよかった！きっとこう思うはず。
都会にいると騒音まみれですが、琵琶湖に浮かぶ島で聞こえるのは鳥のさえずりと風の音。五感が冴えわたります。
写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見る島内を歩いていると、昔ながらの家の作りが多く、古き良き日本の風景に出合うことでできます。
もちろん、豊富な琵琶湖の水の恩恵をうけて農作業も充実しています。
湖と畑のコントラストを見ていると、おいしい水で育てられた沖島産の野菜はとってもおいしそう！
もっとゆっくり滞在したい人は民宿湖上荘という島唯一の民宿があるのでそこでゆっくり１泊するのがオススメです。
島の西の端にある民宿では、部屋から琵琶湖が一望！天気のいい日には琵琶湖に沈む夕日鑑賞もできます。
船の便は多いので日帰りでも充分ゆっくりできる島ですが、１泊して日常の喧噪から離れるのもいいのではないでしょうか。
琵琶湖観光の寄り道にガイドブックにもなかなかのらない超レアな観光地沖島へ行ってみてはいかがですか？
【沖島へのアクセス】
車：近江八幡休暇村 駐車場から徒歩１分。堀切港へ
ＪＲ：近江八幡駅から近江鉄道バスで３０分。堀切港へ
堀切港より沖縄通船で約１０分
乗船料：５００円（船内で支払い）
時刻表は沖島通船時刻表サイトでご確認ください。
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(2024/4/20更新)
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