春の京都御苑ではモクレンを見逃さないで!

春の京都御苑ではモクレンを見逃さないで!

更新日:2013/04/08 18:24

京都御苑でとってもきれいなモクレンを見つけました。
春といえば桜ばかりが注目されますが、モクレンの華麗な枝振りにすっかり見とれてしまいました。
まだ蕾も多く、5月の初めまで見頃が続きます。桜だけでなく、ぜひモクレンを見てくいただきたくてレポートします!

紫の大きなモクレンの木に出会う中立売通門(なかだちうりどおりもん)

紫の大きなモクレンの木に出会う中立売通門(なかだちうりどおりもん)
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桜を見に出かけたのですが、この大きな木に惹き寄せられました。

中立売通門(なかだちうりどおりもん)から入って左手にあります。10m近くあるでしょうか。何度も通っている京都御苑で、モクレンは初めて見つけました。

桜は遠くから眺める方がいいと言いますが、モクレンは近づいて見ることをおすすめします。こぶし大以上の大きな花は見応えたっぷり。

「木蓮」と書いて、アジアにしか育たない花だと思っていましたが、アメリカにもたくさんの品種があるそうです。何かに似ているなぁ・・・・と思っていたら、そう、「マグノリア」の仲間でした。

ここで見つけたモクレンは紫。桜とはまったく違う存在感と華麗さがなんともいえず魅力的です。

「猿が辻」横の森でひときわ美しく咲く白いモクレン

「猿が辻」横の森でひときわ美しく咲く白いモクレン
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もっとモクレンが見たくて御苑内を歩いていたら、枝を周囲に広げ、頭を垂れて咲く白いモクレンを見つけました。

こちらは「猿が辻」と呼ばれる御所の北東角の横にある森の中です。

見事な枝振り、そして、ここにはなんとも不思議な空気感が漂っています。桜のようにたくさんの人に囲まれてはいないのですが、この美しさに惹かれた人がまばらに・・・。

モクレンは北がお好き?!

モクレンは北がお好き?!
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モクレンの別名は「コンパス・フラワー」。蕾が必ず北を向くからだそうです。植物が方向を示してくれるなんて、不思議ですね。

大輪の花を咲かせ、咲き終わった後の姿はなんとなく、クチナシの花に似ている気がします。モダンな花ですが、化石からも発掘される歴史の古い花です。花言葉は「自然への愛」。

頭を垂れて咲く御苑のしだれ桜たち

頭を垂れて咲く御苑のしだれ桜たち
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しだれ桜が多い京都御苑。枝を周囲に大きく広げ、地面につきそうなくらい枝を下げ木が目立ちます。

倒れても咲き続ける「桜松」は有名。

ゆっくり歩きながら、梅や桜、ユキヤナギ、椿・・・など、自分の好きな花を見つけて楽しんでみてください。
特に白と紫の2本のモクレンは、ぜひ見ていただきたい美しさです。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2013/04/02 訪問

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