トルコは日本の約二倍の大きさがある国です。トルコの中央、内陸部にあるコンヤ方面からアンタルヤへ向かうと、標高が高いトロス山脈では雪やみぞれが降っていることも珍しくないでしょう。
ところが、峠を越えて車窓に地中海が見えだした途端、風も、陽射しも、植生も一変。それまで全く目にしなかったのに、海沿いにはオレンジやバナナを売る露店が出て、一気にカラフルな世界へと変わるのです。
写真:万葉 りえ
地図を見る海沿いの道を車で走ってくると、それまで見ていたアンタルヤ湾(地中海)の景色をそのままホテルまで持っていけるような感覚で、ホテルはコンヤルティビーチのビーチフロントにそびえています。
まず、この外観がオリエンタルな雰囲気を盛り上げてくれると思いませんか。この意匠はホテルの装飾のテーマになっているようで、いろいろな場所に用いられています。ホテルに入られたら、どんな場所に用いられているのか探してみるのも面白いですよ。
回転ドアを抜けると、大きく開けた空間。まず目に入ってくるのは最上階まで吹き抜けになった広々としたロビーです。シャンデリアの灯りが大理石の床に映り、五つ星ホテルの貫禄のようなものが伝わってきます。それでいて、この国の文化や芸術を品よく装飾に取り込みながら、旅人にくつろぎをあたえてくれます。
客室はコの字型に配置されており、窓から海が望める贅沢な設計になっています。
写真:万葉 りえ
地図を見るチェックインして部屋に落ちつかれた後は、海辺を散歩するのも、屋外プールのデッキで潮風にふかれるのもお勧めです。
でも、このホテルには宿泊者が無料で利用できるハマムと屋内プールが備えられてるのも忘れないでください。だから、海水浴シーズンでなくても、水着を忘れないでくださいね。部屋から水着で屋内プールなどがある地階へエレベーターで降りていけるし、水着姿で恥ずかしければ客室に置かれているバスローブを羽織っていってもOKです。地階ではバスタオルもちゃんと用意されていますよ。
ハマムとは、トルコの公衆浴場、日本でいうと銭湯のようなものです。一般には男女別々になっており、垢すりやマッサージをしてもらう場合には追加の料金がかかります。浴室には普通は浴槽を設置せず、大理石の床と中央にギョベク・ダシュと呼ばれるやはり大理石の大きな台があり、温められた浴室内で汗をかくようになっています。
地方都市にも築数百年という歴史あるハマムがいくつも残っていて大事なトルコの文化ですが、このホテルでは観光客が利用しやすいように、プールだけでなくハマムやサウナも水着を着用した上で男女共用になっています。家族やカップルでも一緒に楽しむことができるのは、うれしいですね。
熱い湯で温まった大理石の上で座ったり、寝転がったりしていると、じんわりと汗が出てきます。もちろん別料金で本格的なハマムを体験することもできます。
せっかくの機会なので、ハマムやサウナで旅の疲れをとってくださいね。
写真:万葉 りえ
地図を見る夕食時にはレストランやロビーにピアノの生演奏が流れます。心地よい音色に、食後も落ち着いた時間を過ごすことができます。また、プールサイドに出ると、ホテルの照明が水に映ってきれいです。こちらで飲み物をいただくひと時も素敵ですよ。
そして朝は、アンタルヤ湾の向こうから上った太陽の光がまぶしいほどに降り注ぎ、レストランのテラスの先では屋外プールや地中海の水面がキラキラと輝きます。
さあ、今日は、アンタルヤ観光に出かけましょうか。それともプールサイドのデッキチェアでのんびり過ごしましょうか。
アンタルヤは歴史がある地で、博物館や旧市街など見どころも多い街です。ヨーロッパからは、トルコの他の観光地へは行かずにアンタルヤだけを目的に来るという人も珍しくありません。
「クラウンプラザホテル アンタルヤ」は、旅人に「異国」という雰囲気を味わってもらいながらも、品の良い豪華さの中でくつろぎの時間をくれるホテルです。
地中海の青さに目を細めながら、ゆったりと流れていく時間に身をまかせて休暇を過ごすというのもいいものではないでしょうか。
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(2024/3/29更新)
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